僕のヒーローアカデミア

□4話
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全教師を集めての職員会議。

内容は本日のセキュリティが発動した件についてだった。

校「今回セキュリティが反応したのはマスコミだった

けれど、雄英バリアは粉々に破壊されていたんだ


ただのマスコミがあの雄英バリアを簡単に破ることはできない


おそらくそそのかした者がいると考えている


君たちの意見が聞きたい」

校長は今回の騒動は何者かの手引きによって行われたと考えている。

その件に関してはすべての教師が同意見だった。

「雄英バリアの張り直しと、生徒たちの安全の確保を優先するべきでしょう」

校「もちろんそのつもりさ

ヒーロー基礎学の時には複数人の教師がつくことにしよう

座学に関しては校舎の中だからプロヒーローを複数人つけるよりセキュリティの強化を行うべきだと思う」

校長の意見に全員が頷いた。

校「みんなにはいつでも戦闘態勢に入れるように常に武装を心がけてほしい

ヒーロースーツの着用、武器の所有

恋歌先生、きみも何か武器を持っていてほしい」

『やはり・・・そうなりますよね』

雄英高校の教師の中で唯一プロヒーローではない恋歌は武装をしていない。

校「きみの事情は知っているし、きみは教師ではなく事務員として雇っている

武装を強制したりはしない


けれど、この雄英高校の一教師として何かあった時に生徒たちを守れるようにはしておいてほしい」

校長の言いたいことはわかる。

もともとこの話の内容は予測できていた。

『わかりました

ヒーロースーツはちょっとあれなので、以前使っていたものを持ち歩く様にします』

校「申し訳ないね

いざとなれば頼りにしているよ」

『はい』














その日の帰り道。

遅い時間になっていまったので、相澤が駅まで送ってくれることになった。

相「完全武装とまではいかなくてもなんか用意しとけよ」

『うん

たしか家にあるはずだから明日から持ってくるよ』

相「ヒーロースーツもなぁ・・・

作り直せばいいんじゃね?」

『今更変えたくないしいろいろ試行錯誤してあれになったんだから無理だよ』

相「まぁいざとなればあいつらを守ってやらねぇといけねぇんだからな」

『・・・わかってるよ』

相「ていうか、家にあるのってなにもってくるんだ?」

ぽんぽんと左の太ももを叩けばそれだけで理解できた相澤は”あー、あれな”と恋歌の学生時代を思い出す。

相「できればもっと他になにか持ってきとけよ」

『・・・難しい事言うね

考えとくけど』
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