僕のヒーローアカデミア

□5話
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相「腕が鈍ってたら追い返すからな」

『わかってるよ』

空中で目配せをしながら一言だけかわし先に相澤が捕獲武器で攻撃を仕掛ける。

『服、弁償してもらいますからね』

スーツのスカートをスリットを入れるように引き裂き、その下につけていたホルスターから三節根を引っ張りだし一本の棒にする。

すでに戦闘をしているイレイザーヘッドの個性に合わせるように個性が消えているものから順番に倒していく。

緑「すごい・・・!

二人の息がぴったりあってるのもあるけど、多対一こそ先生の得意分野だったんだ


(でも恋歌先生って個性なんなんだろ)」

飯「分析してる場合じゃない!!早く避難を!!」

焦「(個性を使わずに近接戦闘

あれが恋歌の戦い方か・・・)」

13号の指示に従いUSJ内から避難する為に全員で出口に向かう。



黒「させませんよ」

相「(しまった

一瞬の瞬きの隙に・・・!

一番厄介そうなやつを!)」

黒い靄が出口に向かおうとする生徒たちを阻む。

相「恋歌!先に生徒を逃がす!

上に上がれるか!」

『人数が多すぎる!

すぐにはいけない!』

生徒たちの避難が最優先と考えた相澤だが、二人とも13号の援護に行けない。

一人一人は決して強くないが人数が多すぎる上に、全員個性もち。

すぐには迎えそうにない。

敵の目的はオールマイトを殺す事。

子どもたちは関係ない。





相「くっそ・・・

キリがねぇな・・・

だからもっとちゃんと武装しとって言っただろうが

その武器と服じゃ合理的じゃねぇだろ」

背中合わせになった相澤がちゃんと武装してこなかった恋歌に今更ながら文句を言ってくる。

『ごめんてば

これでもいつもよりはしてきたって

取り敢えずお説教はあとから聞くからこいつらをなんとかしよう』

相「わかってる!!」

黒霧によって生徒たちがばらばらに飛ばされたことを知らない二人だが敵を減らすことは出来ている。

邪魔だとジャケットを脱ぎシャツも腕まくりをする。

『(オールマイトを殺しにきたって言ってたけどこんな戦闘力じゃ相手にもならない


一番気になるのはあの脳みそむき出しの変な奴と手がいっぱいついてる奴)』

相澤と恋歌にほぼ一発ずつで倒されている敵は束になったとしてもオールマイトに勝てるようには思えない。

『(おそらく兄さんも考えてることは同じはず

あの二人が出てくる前に人数を減らさないと)』








〜土砂ゾーン〜

焦「(オールマイトを殺す・・・

初見じゃ精鋭を揃え数で圧倒するのかと思ったがフタを開けてみりゃ生徒たち用のコマ・・・

チンピラの寄せ集めじゃねぇか

見た限りじゃ本当に危なそうな人間は4〜5人程だった・・・

恋歌が飛び込んだところにも危なそうな奴いたな・・・

早く助けに行かねぇと・・・けどその前に・・・)


なぁ、このままじゃあんたらじわじわと身体が壊死してくわけなんだが俺もヒーロー志望、そんな酷えことはなるべく避けたい

だが俺は助けに行かなきゃいけない奴がいるんだ

さっさと口を割ってもらう

あのオールマイトを殺れるっつう根拠・・・策ってなんだ?」
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