□女たちの作戦
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『それで具体的には何をするの?』

レ「先ずは今停泊しているこの島で次の島に備えての買い物を恋歌と行ってもらうわ」

『え、私?』

いきなり指名されは恋歌は自分を指差しながら驚いた顔をしている。

レ「実はねこの次の島…」

レイラから説明を受けた恋歌は最初は拒否をしたが、ニーナに幸せになってほしくないの?と言われてしまい渋々頷いた。












ニ「それで私と買い物ですか?」

作戦のことは伏せてニーナと恋歌、二人で買い物に来ている。

『うん、何でもレイラが言うにはこの島の次がリゾートみたいになっててそこの島に行くとみんなで海で泳ぐんだって…

水着で…』

ニ「つまりあの船で水着を持っていない私たち二人で次の島に備えて買いに行けということですね?」

『うん…』

レイラはサボに色仕掛けをしようというのだ。

確かにニーナはスタイルは抜群にいい。

だが、奴隷の烙印が押されていたときの癖が抜けずに、自然と露出の少ない服ばかりを選んで着ているのだ。

そこに目をつけたレイラは水着を買ってこいと言った。

普段露出しないニーナが水着を着ればサボだって意識せざるを得ない!ということらしい。

しかも絶対ビキニという指定までされた。

『(でも何で私まで…)』

恋歌もいつもワンピースかシャツしか着ないため、レイラに恋歌も水着を買ってくるように言われたのだ。

もちろん恋歌もビキニ指定だ。

当日まで二人には内緒ということで二人で買い物に行かされた。

エースとサボは着いていくと言ったのだが、ナース全員に圧し負け着いてくることはできなかった。

レイラが白ひげに説明をすれば一体水着が何着買えるんだと思うような金額のお金を渡された。

断ろうとしたのだが、娘に使う金に出し惜しみはしたくないという白ひげの言葉に無理に返すことはできなかった。

適当な店に入り、ニーナと二人で水着を見る。

だが、一向に二人の水着は決まらない。

『そうだ、お互いに水着選びあわない?

私ニーナに合いそうな水着探すから』

ニ「あ、それなら選べそうです」

自分では似合っているのかどうかわからないためお互いに相手の水着を探すことにした。











暫くバラバラに探してお互いに選んできた水着を渡し合う。

『「……」』

二人とも無言で水着を見たまま固まってしまった。

ニーナが選んできた水着は桜色のビキニで胸元にはリボンがあり、首の後ろで結べるようになっており下はスカートになっているタイプのもの。

恋歌が選んできた水着は水色と白のストライプのシンプルなもので、この水着も首の後ろで結べるようになっている。

下はこちらもスカートだ。

『なんか似てるの取ってきちゃったね』

ニ「そうですね」

数ある水着の中から似たようなものを取ってきたことにお互い吹き出して笑ってしまった。
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