復活

□メリークリスマス
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「はぁ!!?」


 獄寺の口から怒号の表しが飛び出すのも無理は無く。
 
 もうこの時期は誰もが、♪ジングルベール〜とか歌い出しちゃう時期なのである。なので、山本がプレゼントを欲しがるのは別にかまわないのだが。

”獄寺が欲しい”

 意味分かんねぇよッ!
 何故に、人間を欲しがる?食いたいのか?あぁそうか。食いたいのか。だったら、せめて鶏肉にしとけ!!!


「意味分かんねぇよ」
「そのままの意味」

 
 山本の顔は上機嫌そのものだ。まぁ、いつもヘラヘラしてはいるのだが。
 そんな山本を冷たい目線で突き放し、獄寺は、手に持っていた本に目線を下げた。こんな馬鹿に付き合って入られないと。


「どうした?獄寺」


 もう、ハテナが100個ぐらい頭の上にたちそうな顔して、山本は獄寺の顔を覗き込んだ。その時獄寺は思った。

”ハテナが飛び回るのはこっちだ”

 と。
 とにかく、頭のネジが500本は取れた山本の相手をするのは諦め、獄寺は、なおも自分の顔を覗き込んでくる山元の頭を本の角で思い切り殴ってやった。


「・・っー!何すんだよ、獄寺ー」


 獄寺獄寺ー。と、ほざいている山本を無視しようと思ったが、山本は引き下がるつもりはさらさらないらしく、獄寺ーと連呼しつづけている。
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