セイント†ブラッド

□第T幕
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実力テスト(?)が始まってから一時間半が経った。



最初の二人程が終えて、中から出てきている。

結構大変なのが様子を見てとれる。

「次、森 蒼音。中に入れ。」

名簿にチェックを入れながら、ラストが呼ぶ。

「はい。」

蒼音は、昨日丹念に手入れをした新しいロッドを持って、Battle Roomへと向かう。

野球のボールより少し大きめの球体をした通信機が、フワフワと浮きながら蒼音に付いてきた。

「何か質問があったらソイツに向かって聞いてくれ。破壊したりしたら、何かあっても分からないから壊すなよ。」

ラストの忠告に無言で頷くと、蒼音は中へと足を踏み入れた。

自動で開いた扉の先を見る。

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