セイント†ブラッド

□第T幕
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ラスト教士官が森 蒼音の名前を呼んだ。

言われるまま、蒼音はバトルルームに通信機と共に入っていった。


あの、フヨフヨしてるのがG君とかなら笑えるのに、と。
俺は独り言のように呟いた。

誰も聞いていないと思っていたのにラスト、否、サムライが突っ込みを入れてきた。


「G君型は女子に不評な為、前の年に廃棄した、ちなみに笑えなかったらしいぜ」


俺は少し残念な顔でサムライを見つめる。


「いや、冗句だから。本気で作らないから、ンな顔すンな」


今度はサムライに残念な顔をして見つめる。

もちろん意味はない。


蒼音が入って数十分、ついに俺の名前が呼ばれた。


「サムラ…ラスト教士官、質問です…」

「なんだ?」

「通信機に名前付けてイイデスカ?」

「…構わないが何故にカタカナになる?」


サムライの話はスルー。

通信機に名前を付けよう。


「何がいいかな…」

「いいから早く入れ!」


サムライに無理やりバトルルームに入れられた。


中はなんと、森の中?


「セバス、森の中に森 竜音が入ってるよ…」


森の中の森。フォレストofフォレスト。

因みに、セバスは通信機の名前です。

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