セイント†ブラッド
□第T幕
1ページ/8ページ
ラスト教士官が森 蒼音の名前を呼んだ。
言われるまま、蒼音はバトルルームに通信機と共に入っていった。
あの、フヨフヨしてるのがG君とかなら笑えるのに、と。
俺は独り言のように呟いた。
誰も聞いていないと思っていたのにラスト、否、サムライが突っ込みを入れてきた。
「G君型は女子に不評な為、前の年に廃棄した、ちなみに笑えなかったらしいぜ」
俺は少し残念な顔でサムライを見つめる。
「いや、冗句だから。本気で作らないから、ンな顔すンな」
今度はサムライに残念な顔をして見つめる。
もちろん意味はない。
蒼音が入って数十分、ついに俺の名前が呼ばれた。
「サムラ…ラスト教士官、質問です…」
「なんだ?」
「通信機に名前付けてイイデスカ?」
「…構わないが何故にカタカナになる?」
サムライの話はスルー。
通信機に名前を付けよう。
「何がいいかな…」
「いいから早く入れ!」
サムライに無理やりバトルルームに入れられた。
中はなんと、森の中?
「セバス、森の中に森 竜音が入ってるよ…」
森の中の森。フォレストofフォレスト。
因みに、セバスは通信機の名前です。