セイント†ブラッド
□ある日の日常(執筆中)
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─突然ですが、今回は双子の一日を追ってみようと思います。
─これで双子の生態が分かるわけだね。
─「生態」って…(笑)
―ではどうぞ〜。
…AM7:00…
─女子寮・蒼音の部屋─
ピピピピ.....
目を覚ます時間だと時計が知らせる。
ピピ
カチ
「む…」
双子の妹、蒼音起床。
─夏休みなのに早起きだね。
―癖みたいなもんなんだろうな。
「おはよう蒼音。今日は早いのね。」
「…おハよウ…。」
低血圧なのか、ボーッとしたような顔で蒼音はルームメイトに挨拶をした。
―ルームメイトは更に早起きだね。
―ていうかいつもはもう少し遅いのか。
しばらくボーッとしていた蒼音だが、目が冴えてくるとすぐにベッドを抜け出し着替えを始める。
「カナエはもう朝食はとったの?」
蒼音は手早く髪を一つに纏め、顔を洗い始めながらカナエ(ルームメイト)に聞いた。
「ううん。あんまり早くに食べてもと思って。」
なにか机に向かいながらカナエは答える。
―蒼音は朝だけ髪を結びます。
―顔洗ったりご飯食べたりするのに邪魔なんだって。邪魔なら切れば―わー!しー、しー!
顔を洗い、身仕度の済んだ蒼音は
「私行くけど、カナエ行く?」
と聞きながら、返答を待たずにさっさと歩きだした。