セイント†ブラッド

□第T幕
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「…森?」

中に入ると、鬱蒼と茂った森の中にいた。

(まさか…ダジャレ?)

だとしたら最悪だ…と思わずにはいられず、顔を少ししかめながら進む。



≠今回は、迷いの森の設定だから、そんなに強いモンスターは作っていないが、あんまりナメてかかるなよ。≠

突然、通信機から声がしたので、蒼音は少し飛び上がりそうになった。

「…ナメてかかれるほど弱いのなら、瞬時に消し去ります。」

平静を装い、ロッドを構え直すと蒼音は無表情のまま言った。

その言葉にラストは恐…と小さく呟くと、

≠全員この場所で戦うことになってるから、ダジャレとかじゃねぇぞ。≠

蒼音の感じたことを知ってか知らずか、真剣な声色でそう続けた。

「…」

蒼音は言葉を返す気も起きず、無視して先に行くことにした。

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