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□星屑
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 この地球でも星は見える。
 私達がいた星でも見えたが、こんなにキレイに見えただろうか。



「ブレイクオーバー」

 彼の声が頭上から聞こえ、私は顔を上げる。
 彼の青色の目は私をとらえていて、私の青色の目も彼をとらえていた。

「隣、座ってもいいか?」

 彼は私に言う。
 断る理由がないので私は「どうぞ」と言った。
 彼が私の隣に座る際、機械音が地面に少し響いた。

「お前はまた、星を見ていたのか?」
「えぇ、星ってとてもキレイだもの」

 私がそう言うと、彼は星を見上げた。
 しばらく星を見上げてた私達。

「まぁ、お前が言うなら"キレイ"なんだろうな」

 彼は空を見上げたまま私に言った。
 私は返す言葉を探す。

「あー。
何て返せばいいの?」
「……知らんな」

 その後、彼は少し不機嫌になった。
 話すに話せない状況だ。
 しばらくしてオライオンが来て彼を呼んだ。

「じゃあ、俺はそろそろ行く」

 彼は立ち上がりオライオンの方へ歩こうとした。

「メガトロナス」

 私は、何故か彼を引き止めてしまった。
 彼は振り返り私を見る。
 何を言えばいいのか。

 瞬時に私は続きの言葉を探す。

「また一緒に星、見ましょうね」

 こんな言葉しか出てこなかったが、彼は少し笑って言った。

「あぁ、また一緒に見よう」

 そして彼は、オライオンの所へ向かった。



 そして私は今、地球で星を見ている。



「メガトロン様、地球なんかで何をしているのです?」

 スタースクリームの声がした。
 何故、今こいつの声を聞かねばならんのだ。

「……」
「メガトロン様?」
「……すぐ戻る。
貴様は戻っていろ」

 俺は星を見上げながら言った。
 すぐにスタースクリームは帰った。
 空軍機の音が段々小さくなり、消える。

 そして、周りは静かになった。

 俺はまだ星を見ている。
 地球から見える星は憎たらしい程輝いていた。

 多分、ブレイクオーバーはこんな星でも「キレイ」だと言うのだろう。





…………後書き

初めての夢がこんなのってッ!!←
文才の無さに涙が出るわ
何て言うんだろ、無表情という無感情というか、そんな文に仕上がっちゃったぜぇッ!!←

メガトロン様の初夢こんなのでいいのかしら?

TFPのププの眉毛にいつも笑う私。

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