ツバサクロニクル
□Chapitre1 始まりの世界
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暗闇の中・・・
その中に一人の少女が佇んでいた
まるで少女だけを映しだしているように
『物語が始まる・・・』
スタッ
誰かが地面に着地する音が聞こえた
少女は振り返る
そこには琥珀色の目をした少年が立っていた
?「・・・・」
『どうしたの?』
?「行くのか・・・・」
『うん・・・だけど、心配しないで』
?「おれは・・・」
『あなたのせいじゃない・・・・これは、私が決めたことだから』
その言葉とともに暗闇が少しづつ明るくなっていく
少年は俯く
『ふぅ・・・そんなに私、頼りなさそうに見えつかな?』
?「いや・・・ただ・・傷つくな・・・もうこれ以上」
『うん・・・気を付けるよ』
『行ってきます』
「あぁ・・・・」
そして光に飲み込まれ、夢が終わる。