短編

□我慢の限界
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「あ、ディーノさんだ」
六時間目の授業をサボりお昼寝に最適の屋上
に行ったらディーノがいた。
どうやら寝ているようで、ゆっくり近づいても起きる気配はなかった。
彼の金髪が太陽の光に当たり、キラキラと光っていた。
間近で顔を見たことがなかったので綱吉はいろんな意味で緊張した。
「…。やっぱりディーノさんすごくかっこいいな…」
に、しても…
「お、起きないな…」
たぶん仕事かなんかで疲れているのだろう。
そう思った綱吉は、ディーノの隣に寝ころがった。
「…なんか一緒に寝るってなると…」
ボッ
(うわぁー…俺何思っているんだっ、なんでアッチ系のこと考えるんだっっ///)
ドキドキドキ
心臓がうるさい。
「うぅ、やばい…」
綱吉にとってディーノはあこがれの存在であり、恋心もあった。けど歳も離れており、なにしろ男同士ということに綱吉はその心を必死に隠していた。
だが、
今無防備な姿で寝ているディーノに
綱吉の理性は今にも崩れそうだった。
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