長編

□memoria6
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綱吉視点
「恭弥…大丈夫?」
「う、ん…大丈夫」
「よかったー…」
「…?」
「どうしたの?恭弥」
「六道骸が、いない…」
「えっ」
(あいつ…)
「たぶん、反省して帰ったんだと思うよ」
「そう…、ねぇ、僕の本当の恋人って、
沢田だったの?」
「うん、そうだよ」
「なんで、隠したの?」
「それは…」
初めは本当のこと言った方がいいのか迷ったけど…いきなり、俺の恋人とか言ったって…
「信じてくれないかなぁって…ね」
「…そう」

それから数日がたち、恭弥は退院した。
けれどまだ激しい運動等はしては駄目と、
医者に言われたから、とりあえず、
記憶を少しずつ取り戻すためにもゆっくり、
一つずつ記憶のかけらを拾っていこうと思った。

六話end

→あとがき
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