ほん

□中学生の精力ってこわい
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「佐田、好きですよ」

ふと、そう言って佐田にすりすりと甘える雛乃。
雛乃は、佐田と2人きりだと人がかわったかのように、佐田にべたべたする。

「んー。おれも雛乃のこと好きだよ」

ニカ、と笑みを浮かべる佐田がとても愛らしくて、雛乃はそんな佐田に何度も何度も口付けをする。
そしてそれは次第に深いものになり、時折聞こえる水音と、熱を含んだ微かな声が、佐田の部屋に響いて、ひどく官能的に聞こえた。
やっとの事で、キスをやめ、唇を離すと、どちらのものとも言えぬ唾液が糸を引いた。

「ふふ。佐田エロい…」

雛乃はキスで蕩けきった佐田の顔を見ると余裕そうにそう言い、そのまま押し倒しつつ慣れた手付きで佐田の服を脱がせ始め、細くも逞しい身体の至る所に紅の花弁を散らせた。

「綺麗ですよ、土佐丸……」

「おっ、男に綺麗とか言うなよ!」

顔を赤らめたまま、そう言う佐田。
少しでも雛乃から顔を背けようとし、横を向いているのがまた、愛らしくてたまらない。

「ふふっ、そうですね」

そう言って、また雛乃は微笑む。
そして、そっと佐田の髪の毛を撫でると、また先ほどの行為を再開した。

「ん……」

甘い声を漏らす佐田。

「おや、そろそろ…、こっちも弄ってさしあげましょうか」

くす、と笑い、まだ触ってもいないのに緩く鎌首を持ち上がらせているものへと目を向ける。
そっと、壊れ物でも扱うように、パンツ越しに触れると、また少し、質量を増したようにも感じられた。

「……気持ちいいですか?」

佐田の気分を分かっていてわざわざ聞く雛乃。
佐田が、その手の質問をされると恥ずかしがるのを知っての事だった。

「…いじわる」

ぼそりと呟く佐田の顔は赤い。

「はて、なんのことやら…。それより、言わないと分かりませんよ?」

「……き、もちい」

佐田がそう言うと、雛乃は満足気に微笑んだ。

「………おや、どうしましたか?」

パンツ越しにそっと触れられ、もどかしい快感しか得られていない佐田は、もっと、快感を得たくて腰を振り出していた。

「もっと……」

「もっと、なんです?」

分かってはいても、ついついいじわるがしたくなる雛乃は、また聞いてしまう。

「……触って?」

若干涙目になりつつ、そう言った佐田。
そんな佐田を見るとますます苛めたくなる雛乃。

「どこを、ですか?」

そう質問する。

「おれっ、の……ちんちん………」

佐田はよほど快楽を得たかったのか、すぐにそう言った。
その言葉を聞き、待ってました、とばかりに雛乃は佐田の下着をずりおろした。
そして、佐田のものを咥え、フェラを始めた。
ぺろ、と裏筋を舐めたり、じゅる、と音を立て、吸ったり、と。

「ふぁっ、ひな、の、音立てちゃ、や……」

そう口にするも、雛乃はやめず、むしろ音をさらに立てたようにも思える。

「だめっ!…そろそろ、でちゃ……う、ああっ」

雛乃の巧みな口淫で佐田はそう言いながらあっけなく達し、雛乃の口内へと射精してしまった。
雛乃は、それを飲み込むと、恍惚な表情を浮かべた。

「はぁっ、なんで、飲んで……」

佐田は、肩で息をしながら、途切れつつもそう聞いた。

「美味しかったですよ?」

きょと、と首を傾げる雛乃。
そして、佐田の耳元で、次は佐田が僕のを飲む番ですよ、と囁くと、ぱんぱんに膨らんだ自らを取り出し、佐田の後孔にあてがうと、一気に貫いた。

「っあ……」

覚悟していたとはいえ、突然の刺激に佐田は声を漏らす。

「はっ、土佐丸のナカ、キツいです。ギュウギュウ締め付けてきますよ」

「んぁっ、らって、ひなのの、おっき……」

「呂律まわってないじゃないですか。……動きますよ」

雛乃は、限界が近いのか、そう言った。
そして、佐田の返事も待たずにゆるゆると腰を動かし始めた。

「んっ、ぁ、もっと、奥、ついてっ」

喘ぎつつ、雛乃を求める佐田。
雛乃もなるべく要望にこたえるべく、腰をさらに激しく動かし出す。
その最中で、ある一点を掠めたら、より一層高い嬌声を佐田があげた。

「ああぁあっ、アッ、そこっ、やああ」

そんな佐田の声などお構いなしにその一点を集中的に攻める。

「ひなのっ、んァつ、も、むりいいっ」

「わ、かりましたっ、」

そう言い、一気にラストスパートへ持ち込む雛乃。

「…にゃのっ、ひにゃのぉおぉっ」

あまりに気持ち良くて、呂律がほとんどまわらない。
だが、そんなの気にならないほどに2人はお互いを求めあっている。

「っ、土佐丸、出しますよっ」

雛乃は苦しげに言うと、佐田の最奥を突き、果てた。
そして、ほぼ同時に佐田も吐精をした。
それは佐田の体に大量にかかり、褐色ぎみの肌を白くした。

その様子があまりにもえろく、雛乃はまた興奮をした。


結局、その後、雛乃はまた佐田を求めることになり、3回の中出しの末に、眠りについたのだった。



おわり

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