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□Please call me!
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「御機嫌よう、麗しの雲雀君!」
「草壁、帰りにこのパイナポー粗大ゴミとしてだしてくれる?」
「へ、あ、はい!」
来たよ、この世で一番暑苦しい生物が。否、パイナップルは生物じゃないか。取り敢えずお前も帰れ。
「クフフ、雲雀君は可愛いですねえ…。パイナップルは粗大ゴミではありませんよ。そして今日は粗大ゴミの日でもありません」
「ワォ!鳥肌がたったよ、こんなにも暑いのに。むしろ暑苦しいのに。今日が粗大ゴミの日じゃない?じゃあその日まで放置されてれば良いよ、永遠に」
「おや、大丈夫ですか?もしかしたら夏風邪でもひいているかもしれませんね…。
それにしても雲雀君は相変わらず酷いですねぇ。そんな所も愛してますが。時に、雲雀君…
そのパイナップルって僕の事ではありませんよね?」
「テメェ以外誰が居る」
ワォ!このゴミというかそれ以下の生物(?)は自分の事だって理解してなかったんだね。哀れすぎて同情も出来ないよ。する気も無いけど。それに平然と愛してるとか言わないでくれる?気持ち悪い!取り敢えず、緑の救急車に乗る事をおすすめするよ。
「…雲雀君」
「何?」
「全部声に出てます」
「ワォ!ついつい本音がポロリと出てしまったよ。本音が」
「二度言わないで下さい!大体何ですか、"生物(?)"って!?れっきとした人間ですよどこからどう見ても!それに緑の救急車って確か精神科用の救急車ですよね?僕は精神になんら異常をきたしてません!ただちょっと人を殺めすぎたのと雲雀君を愛しすぎていはいますが…。てかテメェなんて言ってはいけません!…あー!もう、ツッコミ所有りすぎです!雲雀君、愛しゅ、愛してます!」
「今明らかに咬んだよね?」
「今明らかに字が違いましたよね?」
このパイナポーめ。話逸らした?パイナポーの分際で?今凄い咬み殺したくなってきたよ。目の前に居るパイナポー。元々そうだったけど段々膨れ上がってきたよ、死ねパイナポー。