短編集
□ぽちりとな
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雲雀夢(1/20〜2/1)
好き、好き、大好き。
幾らこの言葉を口にしても足りない。
好き、愛してる、それでも伝わらない。
『ねぇ、恭弥?いつになったら答えてくれるの・・・』
真っ白なベットに横になっている、最愛の人。
雲雀恭弥。
私を庇い、銃で撃たれ意識不明の重大。
いつもの恭弥なら、そんなヘマをしないのに・・・・
お荷物の私が居たから・・・
『ごめんね、ごめんね・・・愛してるよ。早く目を覚まして』
恭弥の手を握りしめ、強く強く願った。
『早く、私を抱きしめて・・・』
フアッ
『え、・・・・』
微かに聞こえた。
《僕も愛してる・・・・もう少し待ってて》
と。
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