レプリカ
□レプリカ
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「それにイノセンスまで一緒なんて偶然なんですかね?」
「運命しかないさ」
柚とリナリーのイノセンスは一緒である。
黒い靴。この世に一つしか存在しないはずの物。
それが二つあり別々の人間に適合しているのは、黒の教団始まって以来の異例。
「神様は、私たちを選んでくれたんだよね?」
リナリーは柚を見てにっこりと笑った。
『あたしはリナリーと一緒で嬉しいよ』
「私も」
仲のいい二人。
「お腹減りませんか?食堂に行きましょう。」
『アレンは大食いだからね。』
「みんなでいきましょうか。」
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