永久に・・・・・
□第一話 プロローグ
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“『はい、こちら藤井。どうぞ』”
涼やかな女性の声がした。
『あ、サヤカ?今どこ?』
“『、知らねぇ』”
女性はバッサリと切り捨てた。
“『サヤカちゃん?誰と話してるの?』”
少し小さい女性の声がする。
『あ、ちょっとナツに変わって。』
“『はーい、代わりましたよ〜』”
『あ、ナツ?うちうち。今日どの位で帰ってくる?』
“『えっとね・・・迷わなかったらお昼にはつく・・・・ハズ』”
“『もう迷ってるだろ』”
“『サヤカちゃんのせいでねっ!?・・・それがどうかしたの?』”
『いや今さぁ、ナツの弟弟子が教団にいるよ』
“『ぅげ、何ソレ』”
本人が隣にいるとも知らず、女性は心底嫌そうな声を出した。
“『クロスお師匠の弟子でしょ?うわぁ、きっとロクでもない奴でしょう?』”
“『その法式で行くとナツもろくでもない奴になるぜ』”
“『うわ、ホントだ・・・帰る気失せたぁ・・・・』”
“『まぁ、利羅。また連絡する』”
『おっけー』
「え?ホント今の誰なんですか?」
『エクソシストー。藤井彩弥夏とセツナ・ソリテュード。』
『セツナ、ナツはお前の姉弟子ってわけ』
「今僕の事、ボロクソ行ってた人ですか?」
『そうそう、ほとんどあたってるんだけどね』
「どういう意味ですか!?」
end.