君に、ずっと

□第零日
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俺には、姉が“いる”
いや、“いた”のほうが正しいだろう。

姉がいたといっても、俺が生まれる前に
死んでしまったので家にある遺影や、アルバム
などでしか見たことがないし。

小さい頃に、父さんや母さん、親戚のおばさんや、おじさんが話してくれたりもしたが、
合ったことのない人の話をされても、実感がわかなかった。

でも、家にある写真を見て
優しそうな人だということはおぼろげにわかっていた。

中学に入って、青峰っちに憧れてバスケ部に入りたいと、両親に言ったとき
姉もバスケをやっていたことを知った

初めて姉が近くに感じられて、なんだかずげー嬉しかったのを今でも覚えてる。






これは、俺が涼香姉ちゃんとすごした一週間のお話。
 

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