黒曜編

□28話
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痛い・・・・



体中が・・・・・痛いよぉ・・・




もう・・・死ぬのかな・・・




もういいよな・・・



よくやったよな・・・



みんなごめん・・・

俺・・・



ここまでだ・・・・・・



もうたくさんだ・・・



こんなに痛いのも・・・・・・



こんなに怖いのも・・・・



奈『んまぁこの服っ!!』




ツ「!」



奈『ツナったらまた散らかしたまま出掛けちゃって〜〜 〜』




え・・・・・・?

母さん・・・?

夢・・・・なのか・・・・・?





リ『特殊弾の効果みてーだな』




リボーン!!




リ『リアルタイムで届くみんなからお前への小言だ』




小言・・・・!?



なんでこんな時に



小言聞かされなきゃ いけないんだよ




ハ『はひー――!!ツナさん犯人のアジトに乗り込んでる んですか!』



ハルだ・・・・・




ハ『ツナさん、頑張ってください!』



ツ「!」



了『心配するな京子…沢田は俺が手を合わせたなかで最も強 い男だ』




京『そうだよね・・・・・ツナくん元気で帰ってきてね』



ツ「・・・・・・・・・・」






了『俺と同じ過ちを繰り返すな』





ツ「!」








『ツナ』


ひとみ…





『ツナ…。今、戦うのは…ツナ一人かもしれない…。でも、大丈夫…皆一緒だから…。“仲間”だから!!!皆と…一緒に並盛に帰ろう…』





リ「俺の小言はいうまでもねーな」




バッ



ツナは目を開ける




骸「ほう・・・・この期に及んでそんな目をしますか・・・です がもう幕引きです」




三つ又を振り下ろした

ガッ



ツナは三つ又をつかんだ




骸「な・・・・・・・!!?」



シュウウウ





手袋が “]”のエンブレムがはいった グローブへと変化した



バキッ



三つ又を折る



ツ「骸・・・・・お前を倒さなければ・・・・・」



ボッ〃〃〃




ツ「死んでも死にきれねえ!!!!!」




ツナの額に炎が灯った












『(いつもの…死ぬ気モードのツナと…全く違う!?)』





骸「その頭部のオーラ・・・・なるほど・・・特殊弾が命中して いたのですね、ランチアと戦っていた時にはもっと荒々 しかったようですが・・・」





リ「小言弾はツナの静なる闘志を引き出すんだ、死ぬ気弾 とはまるで違う・・・まったく新しい力を秘めた弾だから な」





『(死ぬ気弾と…違う…力…。)』








骸「僕には戦意喪失し意気消沈しているようにしか見えま せんがね、どのみち僕のスキルの前では君は敵ではな い」




バッ






犬が綱吉の背後から 襲い掛かる

ガシッ




犬「!?」



犬は頭を掴まれ




ガッ




飛ばされた




骸「まだですよ」





千種が毒針で攻撃する




『ツナ!!』



ツ「そこだ」

ボカッ

ツナは走りだし 隠れていた本体を殴った

骸「なに!?」




『こんなに…強いかったの…ツナ…』





骸「バカな・・・奴は地獄道の幻覚を見破れなかったは ず・・・・・」





リ「これこそ小言弾の効果だぞ、ツナの内に眠る“ボンゴ レの血〈ブラッド・オブ・ボンゴレ〉”が目覚めたんだ」






『(やっぱり、ツナにも…その血が…)』





リ「小言弾は秘めたる意志に気付かせることにより内面か らリミッターをはずす弾だ…そして同時に内面の感覚のリミッターも解除するんだ ぞ、ツナの場合ボンゴレの血統特有の“見透かす力”超直 感だ」







骸「!!?」






リ「まだグローブの使い方がなっちゃいねーがな」





『…?』





骸「おっと忘れていませんか?これはお仲間の体です よ・・・・手を挙げることができますか?」




獄寺とビアンキがツナを 殴りにかかる



『いや!!やめて!!!!!』





「心配ねーぞ…」



『え……。』



リ「ツナは自分の体で攻撃をいなして二人の体を守ってる んだ」





ツナは打撃で 二人の神経をマヒさせた




バタッ




ツナは、二人を受け止める




ツ「・・・・・・待たせてごめん・・・・」





ツナは、申し訳ない顔をしながら言った





ツ「リボーン、ひとみ二人を頼む」




『うん…(二人とも…こんなに体が…ボロボロなのに…)』




リ「急にいばんな」



ツ「出てこい骸生きてるんだろ?」




『えっ!?』




骸「クフフ」



骸が現れる



『む…骸!?』






骸「フッ戦闘センスが向上していることは認めましょ う・・・だが僕は6つの戦闘スキルのうち、まだ一つだけ発 動していないことにお気付きですか!?」




リ「第五の道・・・人間道だな」



骸「その通り我々の生きるこの世界であり・・・最も醜く危 険な世界・・・出来れば発動させたくなかった・・・」





ツ「!?」




『うっ…。』



ブシュッ

骸は右目に指を突っ込む

右目には“五”と 浮かび上がり





骸「最も危険なスキルですからね」

黒いオーラが吹き出した






ツ「!!!」




『オ…オーラ?』





リ「どす黒いオーラだな」





骸「見えますか?吹き出すオーラの大きさがすなわ ち・・・・・・・強さ!」



バキッ



ツナに突っ込む




ツ「ぐわっ」

ドスッ



ツ「がはっ」





骸「君と僕では力の差がありすぎる」

ガンッ




ツナをぶっ飛ばした





『ツナ!!!!!!?』



骸「クハハハハ!脆いですね・・・・ウォーミングアップのつ もりだったのですが」





ツ「で・・・なくっちゃな・・・・」

ボッ ボッ



額の炎が燃え上がる




骸「なに!?オーラがはじけた・・・・・・!?」





リ「わかってきたみてーだなグローブの意味が」

ボオッ

グローブに火が点る






ツ「お前の力がこんなものなら拍子抜けだぜ」



骸「クフフフまったく君は楽しませてくれる」
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