陽炎

□2章
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先ほど受けた授業で今日の授業はおしまいだ。



こんな日は部屋にこもって絵をかいたり、裁縫をするにかぎる。


押入れをごそごそとあさり、
裁縫の道具と、布などが入った箱を出す。



さて、何を作ろうか。





ガッ、パッシーン!!





「輝――!!いるか――!」





閉められていた戸が勢いよく開けられて思わずビクッと跳ねる。

そしてすぐにはっとする。







裁縫をしようとしている所を見られた。
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