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□Chapter 4
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何もない


役立たずしか存在しない世界





家のない軒下 続きの無い道


花を枯らすだけの冷たい雨


どうして俺は こんなところにいるんだろう


俺は なんのために…


産まれて来たんだろう


こんなつまらない話の中で一人夢も希望も名前も持たず


役立たずな紙屑として生きるのは もう―――― 嫌だ


でも どうしたらここから抜け出すことができるんだろう


わからない






なぁ


俺、なんだってするよ


俺を必要としてくれる誰かがいてくれるなら、なんだってできる


だから


俺の存在を認めてくれ








誰か 俺の、 名前を――――



「名前を 呼んでくれ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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