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□Chapter 5
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朝、ロレットはいつもどおり書斎で童話を読んでいた。
しかしロレットの頭の中はアリスのことで一杯だった




「一体どんな人なんだろう ―――アリス」




これから自分を殺しに来る相手。そう分かっていてもロレットにはアリスがどんな人かとゆう好奇心にはそんなことは関係なかった




「ちょっとだけだったらいいよね?」




ロレットは椅子から降りて本を開きっぱなしでで机の上に置き、白ウサギが外出しているので迎えにいくついでにと思い屋敷をでた




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外は雨が降っていてロレットは傘をさしていた。片方の手には白ウサギの傘がぶらさがっていた。ロレットはさしている傘をくるくると回しながらぶつぶつ独り言をつぶやいていた




「アリス…きっとメアリアンみたいな素敵な女の子なのね!!…お友達になりたいけどわたしを殺しに来る相手だから」




ロレットは残念そうにしゅんとした顔になると、軒下に白いスーツで金髪のまだ若い青年がびしょ濡れで雨宿りをしているようだった

ロレットはその青年がほおっておけなくてついつい話しかけにいった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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