立海日記

□第二話〜マネージャー
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朝。うちは、いつも通り学校へ登校。


そして、普通に授業を受け、普通に昼食を食べて、午後の授業をし、放課後。


いつもなら、即行下校するけど…今日は、そうもいかない。


「はあ…部室いかなきゃ…」


いつも一緒に帰っている友達に別れを告げ、部室へ向かう。


昨日の出来事を友達に話したら、


「えぇぇぇ!?すご!?羨ましい!」


なんて、言われたけど…
ぶっちゃけすごく不安…。


重い足取りで部室へ向かっていると、


「あ、君は昨日の…」


「あ…幸村先輩…」


幸村先輩に会った。


「約束通り来てくれるんだね」


「そりゃあ…まあ、引き受けたわけですし?」


幸村先輩は、満足そうな顔を浮かべると、


「じゃあ、一緒に部室まで行こうか?」


と、にっこり微笑む。


てか、まわりの女子の視線が痛い…。


「は、はいっ」


とりあえず、いまは、視線は気にしないでおこう、うん。


しばらく歩いていると


「あ、そういえば名前を聞いてなかったね?」


あ、そうだ…よくよく考えてみれば名前をいってなかった…。


「2年の蒼華蓮歌です」


「蓮歌さんか、綺麗な名前だね」


名前を誉められることなんて滅多にないから、反応に困る。


「あ、ありがとうございます」


とりあえずお礼を言う。


そうこうしている間に、部室に、着いた。


「一応おおまかな説明は、皆にはもうしてあるから」


「あっ…はい」


そう言うと幸村先輩は、


「皆つれてきたよ」


と、部室の扉をあける。
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