Happy Music

□第3話
1ページ/3ページ



今から私は歌えばいいんだよね…

私は特別声が綺麗だとか
ボイトレしてるとか
将来歌手になりたいとか
そんな事は全くなくて

今日朝起きて
メールを確認したら
今日歌う事が勝手に決まってて…

だから私は歌える自信なんて
全然ないし、できる気がしない


でも今更逃げる気なんてない
ここまできたんだから


…今の私にできる精一杯の歌を


__________



「…はぁはぁ…っ」

やりきった。頑張った。
これが私の実力

「みなみ殿


…歌手になる気はないでござるか?」

「はぁっ?!
なにを言ってるんですか、万斉さん!
今の聴いてわかったでしょ?!
私歌好きだけど音痴なんですって」

「いや、そんなことはない
俺もこいつなら、と思えた。
おいみなみ。本当にやる気があるなら俺も力になr「だから!!私はならないから!!」そうか…」

「もったいない、それだけの声を持ちながらも使わないなど…。
でも、歌は気持ちあってこそのものでござる。
無理にとは言わぬ。考えてもらえれば助かる」



万斉の真剣な目
…はサングラスによってみることは出来なかったが、見なくともわかる


(この人は歌が大好きなんだろうな…)


「わかりました
あの、とりあえずアドバイスを貰いたいんですけど…」

「其方には拙者のアドバイスなど必要ないように思えるが?」

「…えっ?
このままでいいって事ですか?」

「其方の思った通りに歌えば自然に周りもあわせてくれるであろう
そうであろう?晋助」

「あぁ
今のままでも、変えたいなら変えても、好きなようにやってくれてかまわない
それだけの声ならどうにでもなる」

「わかりました
じゃあよろしくお願いしますね!」


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ