俺が欲しいんだろう?

□大好きなんだよV4
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マサキ「あー疲れた…」

天馬「俺もっと練習したかったよ…」

マサキ「いやいや天馬くん練習し過ぎだからね!?」

剣城「同意w」


…なんて他愛のない会話をしながら制服に着替えていると
聞きたくなくても聞こえてくる神童先輩と会話するアイツの声。

「霧野!」

「……ん?あ、ぁあ神童か。どうした?」

「霧野。どうしたんだ?最近変だぞ?今日の練習だってぼーっとして…ほら今だって。」

「べ、別に何でもない。」

タッタッタッタッ…



……なんだよ 耳に入ってくんじゃねーよ…。
耳障りだし。

「マサキっ着替えたっ?っておそっ!」

って天馬の声で我にかえった。

「あ、ご、ゴメン;」

うわっ 天馬はやっ;

剣城くんももう着替え終わってケータイ弄ってるし。

俺遅っ……;


「マサキぃ先帰ってるよぉ」

「じゃあな狩屋。」

オイッ!!

「ちょっ;少しくらい待てよお前らぁあ!!」














……バタンッ))



マジかよマジで帰りやがったあいつ等…。
っていうかもう俺1人だし!??
ひでぇよ!!((泣

・・・・……。
そういやあの二人付き合ってんだっけ・・それなのに二人とも俺が居ても何も言わなかったんだよな。
俺だったらズバっと言うし。邪魔って。

まぁそう考えると
有り難いよな……。

って思ってる場合じゃねぇ。俺最後だから音無先生に部室の鍵渡しにいかないといけない。はぁ…。
最近本当溜め息つきすぎだろ……。

そう思いながらも俺は着替え終わって鍵閉めて音無先生に鍵を渡した。

外に出ると

「うわっ…さむっ」

冷たい風が顔や身体に突き刺さる。

「早く帰ろ…」
そう呟いて誰もいない道を独りで歩いていた。

角を曲がると車が多い通り。もうすぐクリスマスだからデパートとか店の前には人がいっぱい。

てか…もうすぐクリスマスつってもまだ冬休みにさえ入ってないじゃん。早いだろ…。

まぁ俺には関係ないけど。

「あいつ等…」
天馬には?剣城くんには?

日頃の…っていうか今までの感謝の気持ちを込めてプレゼントあげてやってもいいかな…。

チラッとクリスマスの雰囲気いっぱいの店のウインドーをみて見た。

うわっ…ここアクセサリーっぽいもんしか売ってない。
あいつらアクセサリーなんか要らねぇよな。

剣城くんは良いとしても天馬にはサッカーに関するものしか要らなそうだしな…。

1人で納得しながら隣の店のウインドーを見ようと歩き出したその時…





















………はぁ。
アイツがいる。



店のウインドーを
見つめてて動かない。

なんなんだよ..
間わりぃ。うざい。


早く行けよ。俺その店入りたいんですけど。

はぁ…なんで俺こんなに運わりぃんだろ…。
神様俺何か悪いことしましたか?





その時だった。












『プップー!!』


その音に反応して
音の方を見ると

一台の車が俺の方に一直線。













「ぅわぁあああああぁああ!!」

俺がそう叫ぶと同時に
アイツの声が聞こえてきた。
























「狩屋っ!!!!」
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