俺が欲しいんだろう?

□約束したじゃないですか
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焦れったいんだよ










浜野も速水も























俺も
















ガコンッ

[ザンネン!ハズレデシタ!!マタノゴリヨウヲオマチシテオリマス!]




「……チッ」




朝ー…今日は朝練がなくて俺は自主練をしていた

今は休憩中..で学校の近くの自動販売機で飲み物を買った




プシュッ!

買ったのは炭酸


今は冬…だけど
練習したら暑くなったからどうしても冷たいモンが飲みたかったんだよ

「ゴク……ゴク…プハッ」


…はぁ……

「そろそろ教室行くか…」

さっきまで学校のグラウンドで練習してたけどきっともうすぐ松風が来る

アイツは何時も自主練してるから…俺は松風と二人になるのを避ける為にいち早く来ることにしてんだ






……本当は

ただあの二人に会いたくないだけなんだけど


















―――
―――――

ガラッ…

…やっぱり居るか…

「なんだよーもっとテンション上げてこーぜっ!」

「…浜野く「おっす浜野!」……。」

…速水の言葉を遮っちまった……。

ごめん速水…;



「おっす!倉間!今日も元気だなっ!」

…………。

「当たり前だっつのw俺は何時も元気だしw
おっ 速水!おっす!」

大丈夫かよ速水……。

「…おはようございます…」

「なんだよ元気ないじゃん」

大丈夫じゃねーな…

まぁ…そうだよな…
最近浜野は何時も速水以外の奴とも仲良いからヤキモチ妬いてんだろうけど

浜野はきっとそれに気付いねーし…

「そうなんだよーコイツ超元気無くてさ

ちゅーか速水本当にどした?」

…ほら。



「…っ//」

顔真っ赤…

…仕方ねーなぁ…

「ちょっ…速水顔赤くね?大丈夫かよ…;保健室行けば?
浜野連れて行ってやれよ」

俺がそう言うと
速水は嬉しそうな顔をした


「そ、そうだな!;

速水大丈夫かっ?保健室行くぞっ」

浜野も嬉しそうじゃねーか…

「えっ//浜野くんが連れて行ってくれるんですか!?///」

「おう!ちゅーか当たり前だろ!
一人で行かせるわけ行かないし!!

立てるか速水?」

スッ)

「はっ…はぃい…///」((フラフラ

おいおい……

「おいっ!!;速水無理すんな!」

本当無理すんなよ…色々。


「倉間っ!;お前も一緒に保健室に速水を…」

なんだよ 俺なんか必要ねーだろ

俺なんか……


「あー俺無理だわ!今日日直だから」

そう言って俺は教室を出た

ったく…世話のやける二人だぜ…

俺なんかいたらラブラブ出来ねーじゃん

俺なんか居ない方が良いじゃん

きっと必要とされてないんだし









「…あ…速水の誕プレ……」

また後で考えるか…





…っ くそっ!

なんで…っ









苦しい 苦しいんだよ











浜野……速水…









「はぁ…」

俺は溜め息をつくと同時に窓の外を覗いた

……………?

松風いねーじゃん…




なんだよ……


意味ねー………

…自主練…するか…











俺はまたグラウンドに出ることにした








―――――
―――

マジ精神的に疲れるわ……














俺はグラウンドに出て 練習をせずに近くの階段の段差に腰掛けていた


















「倉間じゃん」


!?

「みっ…南沢さん!」



なんで

「なんで居るんすか…?」


「居ちゃ悪いのかよ」

「い、いえ別に」














…なんなんだよ
こんな時に。


「あの「あのさ」…?」

うわっ


「なんですか」

「いや お前から話せよ」

「いえ南沢さんからどうぞ」


「……お前…何かあった?」



……は?




「どういう意味ですか?」



「そのまんまだよ」


何を言ってんだ


なんだよ

訳わかんねぇよ


「………何も無いっすけど」


「ふぅん」


『ふぅん』て……

「本当か?倉間、嘘ついたって俺にはお見通しなんだぞ?」


は…なんだよそれ…

「浜野と速水と何かあったんじゃねーのか」


「……」

なんでわかんだよ…


「図星かw」

「……………。」
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