ポケモンDP(+プラチナ)+スマブラX+拍手小説制作

□ミオ図書館
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――愛する者の為に











何度も何度も死にたいと願った。願わずにはいられなかったのだ。
この世で最も愛し、信頼していた者を無くした心の傷は深い悲しみを覚え消して忘れる事など出来ないだろう。死にたい、死にたい。そう沢山の人に言ってきた。けれどまた逢えると信じ、ひたすら頑張った。
ある日。一人の者にこう言われた。
『死んだらもう逢えなくなってしまうよ』
――もう既に逢えないのだ。死んでも死ななくても逢えないのだ。死んだら逢えると信じている者も居るが、絶対逢える等と言う保証はない。
なのに。何を分かった口を。既に居ない者にまた逢えるとでも言うのか。この苦しみを分かる者は誰も居ないということなのか。
――そう反論したが、その者はとうに居なくなっていた。居なくなる―――。あの者の様に愛する者はもう居ない。もし我が死ねば愛する者は誰が愛すのか。
我が死ねば愛するものに逢えるという保証はない。生きていても逢えはしない。だが。逢いたいという願いと逢えるのではないかという希望は深く、深く生き続けるのだ。
『我の命は貴方の為に有ります…』
最期の刻までこの命は大切にしようと決めた。














ゲン「……悲しい話だね…。」

ルカリオ「そうですね…」

ゲン「愛する者の為に独りでも生きていく…この話って実話なのかな?」


ルカリオ「分かりませんが…実際に起こりそうな話ですね…」


ゴヨウ「おや、あなた方は…。」

ゲン「ゴヨウさん!ゴヨウさんも本を借りに?」

ゴヨウ「ええ。挑戦者を待つのは暇なんです。」

ゲン「成る程。あ、ゴヨウさん!この話知ってます?」(本を差し出す)

ゴヨウ「!知ってます、知ってます!!このラストが凄く感動的で……」

ゲン「ま、待って!言わないで下さい!!僕まだ全部読んでなくて!」

ゴヨウ「そうですか。では是非読んでみて下さい。読んだら感想教えて下さい。」

ゲン「はい!、それにしても凄く共感出来ます!僕も…『僕の命はルカリオの為に』ですから!!」

ルカリオ「ちょっと、ゲン様……!//」

ゴヨウ「私もです!『私の命はシロナさんの為に』です!!」

ゲン「なら僕はルカリオの為に死ねる!ルカリオォオオオ!!」

ゴヨウ「私だって!シロナさんの為に死にます!「死ぬんですか!?;(ル)」シロナさぁあああぁあああああんっ!!」

ルカリオ「ちょっと二人ともやめて下さい!!」


図書館の人「図書館ではお静かに!!!!」










コウキ「あの人達こえーよな、迷惑すぎ」

ジュン「つかファンが減るよな…。」




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