ポケモンDP(+プラチナ)+スマブラX+拍手小説制作

□みるくチョコレート
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「……甘い匂いする」

寒い冬のある日、リュカの部屋で二人っきり。
そんな中、鼻を甘い匂いが擽(くすぐ)った。

「そうかなぁ?」

「うん、チョコレートの匂い」


甘い甘いチョコレートの匂い。

部屋の中いっぱいに広がる匂い…。

「ち、チョコ!?僕知らないよっ、食べてないし!」

「なんで慌ててるの」
「慌ててないよ!?」

いや、どう考えても慌ててるし…。

リュカの顔を覗き込むとやっぱり慌てた顔してる…っていうか俺と目を合わせようとしない。

チョコレート…誰かから貰った?と聞けば「ううん!?」と だけ返ってきた。


…俺おかしいな。なんか……なんだろう。

「ふーん………」

イライラする…っていうの?モヤモヤする、そんな感じ?

「レッド、さん…?」


ドサッ))

「えっ、まっ…ふぅ、ん//」

俺はリュカを押し倒して無理やり深く口付けた。

「……………っや、れっどさ…っん」

…口を離すと、涙目のリュカと目が合った。

何やってんの…俺。

「ごめん、」

「レッドさん//…?」

「はぁ。ごめんヤキモチ妬いた。…」

本当になんなの。俺らしくないよ。

「リュカのばか…」

「れ、レッドさんが勘違いするからだよ!//」

そう言って渡されたチョコレート。


・・本当、ばか。

「俺のばか。ごめん、リュカ…ありがとう」

そう言って見つめたリュカの顔は、みるくチョコレートみたいに甘くて可愛かった。



*

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