ポケモンDP(+プラチナ)+スマブラX+拍手小説制作
□みるくチョコレート
1ページ/1ページ
「……甘い匂いする」
寒い冬のある日、リュカの部屋で二人っきり。
そんな中、鼻を甘い匂いが擽(くすぐ)った。
「そうかなぁ?」
「うん、チョコレートの匂い」
甘い甘いチョコレートの匂い。
部屋の中いっぱいに広がる匂い…。
「ち、チョコ!?僕知らないよっ、食べてないし!」
「なんで慌ててるの」
「慌ててないよ!?」
いや、どう考えても慌ててるし…。
リュカの顔を覗き込むとやっぱり慌てた顔してる…っていうか俺と目を合わせようとしない。
チョコレート…誰かから貰った?と聞けば「ううん!?」と だけ返ってきた。
…俺おかしいな。なんか……なんだろう。
「ふーん………」
イライラする…っていうの?モヤモヤする、そんな感じ?
「レッド、さん…?」
ドサッ))
「えっ、まっ…ふぅ、ん//」
俺はリュカを押し倒して無理やり深く口付けた。
「……………っや、れっどさ…っん」
…口を離すと、涙目のリュカと目が合った。
何やってんの…俺。
「ごめん、」
「レッドさん//…?」
「はぁ。ごめんヤキモチ妬いた。…」
本当になんなの。俺らしくないよ。
「リュカのばか…」
「れ、レッドさんが勘違いするからだよ!//」
そう言って渡されたチョコレート。
・・本当、ばか。
「俺のばか。ごめん、リュカ…ありがとう」
そう言って見つめたリュカの顔は、みるくチョコレートみたいに甘くて可愛かった。
*
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ