(43)に騙された。

□太郎に騙された。
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おはようございます。
芽炉です。

えー。
只今の時間、10時00分。

さっきねたのが7時だったから、3時間も寝ちゃったよ。

「あ、香水買ってあげてたんだった…」

香水の文句と共に渡してやろう。と思い、階段をくだる。


「太郎ちゃん!!この前香水買ってあげたのに、また前のに戻ってんじゃん!!」

「す、すまないな。使いきってしまって…」

「はい。」

「?」

「無くなったと思ってね。」

「ありがとうな。そして良い所にきた。」

「…?」

(´・ω・`)?

( ; ゜Д゜)

( ̄□ ̄;)!!

え、なにこの状況…

男の子がいっぱいだよ…
そして見知った顔も…

やだよ。
なにこれ。超恥ずかしいじゃんww

人見知り発生しちゃうよ?

「た、た、太郎ちゃん!!」
「あぁ、言い忘れていてすまないな。」

「な、なにが!?」

視線がー、恥ずかしい。

「皆、さっき紹介した、食事を作ってくれる相馬芽炉だ。」

あ、友人もいる。
目あった。
超笑顔で手ふってる。

「じゃぁ、解散。行ってよし!」

だから、なんなのそれ。


知らない学校がいっぱいだ。
それにしても、イケメン率高い。

「あ、べさん。」

知り合いを1人見つけた。べさんこと跡部景吾だ。

彼とは、

「芽炉!」

「ぉぅふ!」

ちょ、説明してたのに…
しかも薔薇の匂いがする。良い匂いだけどもー、

こいつ、太郎ちゃんに薔薇の匂い付けさせた、張本人だろww

「あまり余計なことは言うなよ。」

「え?指パッチン講座で会ったとか?あ!!初級〜応用まで全部受講してたこと?それとも私より上達遅かったこと?」


「〜〜っっ!!てんめぇ!!」
ふっ、色々な恨みが貯まってんだよ。バーカ。

「ふっ、べさんざまぁ(笑)」

「「「アハッハハッハハ」」」


「え?」

「嬢ちゃんおもろいやっちゃなぁ。…くっ。」

誰だ、丸眼鏡とかクソだせぇww

「ククッ。本当に芽炉最高だよ…プッ」

あ、恐い人だ。
てかさりげ、名前呼び定着してるし…

「ありがとうございます。下克上の手間が省けました。」

誰だ?
き、きのこ!?

「きのこじゃないです。日吉若です。」

「ど、読心術!?」

「思い切り声に出てます。」

やだ、恥ずかしい。

「俺は忍足侑士や」

「うん。よろしく丸眼鏡。」

そういうと、眼鏡は「ひどいわ〜芽炉ちゃん」と言ってきた。
マジキモいww

「俺は分かるよね?」

「…………………」

ごめんね。
だからそんなに睨まないで
「幸村精市。おかしいな、懐いてくれたと思ってたのに。」

「す、すいません?」

「ていうか、榊先生と親戚だったとはね、」

「いや、はい。さっきので大嫌いなりましたけど」

「…そうなんだ。」

「それじゃあ。もどりますんで。ていうか太郎捕まえてきます。」

「行ってらっしゃい。殺るときは是非呼んでね。」

「もちろんですよ。」

幸村くんにそれはそれは良い笑顔で見送られました。

「よし、太郎捕まえるぞ。」



てか
まぢでふざけんな。
もう"ちゃん"は付けないと決めた。

私のバカンスを壊すつもりかこの野郎。

友人はというと、顔が良いから男どもに群がられてましたよ。


ふっ。
ざまぁ。


 

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