長い夢

□00
1ページ/1ページ






「好きですっ」

「なら付き合うか?名無しさん」



ロー君が他校の恋人と別れた、と友人のボニーに聞いたのは2ヶ月前の事。

それなりにアタックをしたりして…
玉砕覚悟で告白したらすんなりとOKを
貰えた。


「でも1つ約束がある、」

「ん?なに??」


ロー君はそう言うとあたしの頬に手を添えて微笑む。

幸せだった。



「付き合ってもお互いの事を干渉しないこと。出来るよな?」


「うん。わかった」



約束。

この時のあたしは漸く実った恋に
浮かれていて。
その意味を深く考えずに頷いてしまったんだ。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ