長い夢
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修学旅行委員のお仕事二日目。
あたしとロー君は職員室へ足を運んだ。
「…で、何なんだ。この表紙は」
そう言ってスモーカー先生は眉を潜める。ほら、表紙の顔そっくりだ。
「何って、先生の…痛っ」
先生からのデコピンを一発くらう。
大人にされると地味に痛いのは何故。
「明日には終わるのか?」
「ああ」
「じゃあお前らはもう暗いし帰れ。気をつけろよ」
「先生さよーなら!煙草吸いすぎちゃだめだよ!」
あたしはそう言うとロー君の後ろへついて行く。
「もう暗いね〜」
「そうだな…」
「お腹空いたね」
「どっか食いに行くか」
まさかのロー君からの食事のお誘いにあたしは、うんと答えた。
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