短い夢
□結婚の申込み方
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「おい、たしぎィ!トロトロしてんな」
ああ!スモーカーさん!
今日も一段と輝いてます!
素敵です!
「はぁ…私、葉巻になりたいです」
「変態みたいな事言わないの、名前ちゃん」
あんな無愛想やめて俺にしなよー、なんて隣から青雉の声が聞こえたど、この際無視だ。
海軍本部所属、大佐名前!
いざ、愛しのスモーカーさんの元へ!
「スモーカーさぁぁあん!」
「おう、名前か」
はぁう…!笑いかけてくれた!
素敵すぎる!
「スモーカーさんっ、あのっ、」
「なんだァ?」
「その、私と…ぽ、ぽ…ぽ」
「ぽ?」
「結婚してくださいっ!!」
「ぽ、じゃねェし。それに、」
“それ、俺が先に言うつもりだったんだが”
そう言われたのと同時に、私は
スモーカーさんに思い切り抱き付いた。
「あの二人、付き合ってたんだ」
「え?知らなかったんですか?」
「え?たしぎちゃん、知ってたの?」
「はい。知らないのクザンさんだけだと思いますよ」
「え」