長い夢
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「あー!疲れたっ」
「1日中歩き回ったもんね」
お風呂上がりのあたし達は
部屋に戻るなりベットへダイブする。
あれからホテルに帰って来て、ロー君とキッド君も部屋へ戻って行った。
「後でアイツらの部屋、乗り込みに行くかっ!」
ボニーはそんな事言いながら、既に半分夢の中へいってしまってるみたいだ。
「ふふふ」
携帯の裏に今日撮ったプリクラを一枚貼ったのを思い出して、眺めて不意に頬が緩んでしまった。
充電してあるボニーの携帯にも貼ってある。
そして意外な事に、ロー君とキッド君の携帯にも貼ってあるのだ。
キッド君に関しては、ボニーが無理やり貼り付けた、と言った方が正しいと思うけど。それでキッド君もロー君の携帯に勝手に貼り付けた。ロー君の場合、特に嫌がる様子もなく剥がす事もせずに携帯をポッケに閉まってた。
「楽しかったなぁ」
今日みたいな日がずっと続けばいいのに、なんて思いながらあたしも眠りについた。