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□恋と愛
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恋と愛の違いってなんなんだろう。


そう、友達に聞いたらバカにされた。
ブン太くんと付き合ってるのにその発言でおかしいわ〜って。
なんでだろ、何がおかしいんだろう、だってわかんないだもん。
恋と愛…恋愛の違いってわかんない。


赤也くんにも聞いてみたことがある。したら、赤也くんは
[恋は一人で出来るもんで、愛は二人で想いあって始めてできるもんなんじゃないっすか?
ちなみに恋愛はきっと丸井先輩とA子先輩のことだと思いますよ]
と言った。そして私にニカッと笑顔を見せて去っていった。
でも、赤也くんの言ってること信用しきれない。別に信用してないわけじゃないけど、ちょっと怖い。嘘だったら…って。


だから、ブン太に聞いてみた。
どうせバカにされるって覚悟して。



「………………、は?バカ?」


『むぅ…ブン太もみんなと同じこと言う』


「だって、そうだろぃ?俺と付き合ってんのにそんなことで悩むとかよぃ…」


『悪かったわね、私、恋とか疎いもん。初恋もブン太だもん。』


あ、なんか自分で言って恥ずかしくなってきた。


するといきなりブン太に抱き締められた。
やっぱりブン太はいつも甘い匂いがする…嫌いじゃない、むしろ好き。


「可愛いこというなぁー!」


『苦しいよ、ブン太。あと、早く教えろ』


「わりぃわりぃ…赤也が言ったとおりだって」


『赤也くんの言ったとおり?』


つまり、それは……


「恋っていうのは一人でその相手のことを想うことで、愛ってのは二人で想いあって始めて愛になるんだよ」


『じゃあ、恋愛は?』


「だから、俺とお前のことだって言ってるだろぃ?」


『ふーん…でも、よくわかんない』


「はぁ…バカだろ、お前本当によぃ…」


『バカで結構ですぅー』


もう、みんなしてバカバカって…失礼しちゃうなぁー…


「だから、恋っていうのはA子が一人で俺を想ってた時期のこと。
愛っていうのは今の俺達みたいに想いが通じ合ってるってこと。
恋愛っていうのも今の俺らみたいに愛し合ってるってこと。」


そこまで言って唇に何かが触れた。
それがブン太の唇だと理解するのに時間はかからなかった。


「分かっただろぃ?」


『うん、なんとなく』


そういえば、なんとなくかよ…と苦笑いされた。


そしてもう一度唇を重ねた。



恋と愛
(じゃあ、恋と愛を繋げて恋愛って読むのはなんで?)(え…いや、それは…)(ブン太でもわかんない?)
(…恋と愛をくっつけたら二人が愛し合えるから!そういうことでいいだろぃ?)(…無理矢理)(煩い!)
(そう言ってもう一度唇を重ねられた)(1日何回キスしたら気が済むんですか、ブン太くん。)




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跡部再熱後の丸井くん再熱ヤバシ。
あほべとぶーちゃんが恋しいですよぃ〜
そんな管理人を見守ってくれる友達がすごく優しいと今日、ものすごく実感した。

 

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