dreamA

□幸せな絶望
1ページ/1ページ



「いい加減にしろよ!」

「…はい」

「毎回毎回、何でお前は言われた事しか出来ねえんだ!」

「すみません…」


だけど、怒りながらあんただってケータイいじってんじゃねぇよと言い返してみる。勿論、心の中で。だって怒りに拍車を掛けるような真似はしたくないのだ。


♪〜♪♪〜


「っ、!」


何て事だ。このタイミングで着信音なんて。恐る恐る日番谷隊長の顔色を伺う。早く出ろと一喝。


「それじゃあ、ちょっと、スミマセンが…」

「早くしろ」


パカッと開いた待ち受け画面には乱菊さんが送ってくれた隊長の寝顔写真。あぁ危ない。そしてメール受信のマークを確認。送り主は…え?


「…」

「何とか言えよ、っ///」


悪い、言い過ぎてる。
昼飯は奢らせろ。



最後の文はやはり照れ隠しなのだろうか。















(070809)
(それなら私はAランチ定食が良いです)
(Bでも良いんだぞ?)
(隊長と食べれるならどちらでも良いんです)


電波で繋がる本音を。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ