Short Story

□理科室の鬼畜な悪魔
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あの日から何日か過ぎたころ、久しぶりに理科室で実験をする事になった


「やっぱり実験とか難しいよな〜」
親友の拓人(たくと)がいった

「まぁね〜…」

「だって意味分かんない、なんでああいう結果になるんだよ…」


「先生に聞いてみれば〜」


「花村君ちょっと…」
通りすがりに先生が耳元で囁いた


「拓人ごめん、用事思い出したから先行っててっ」

「え、あぁ」


希凛先生は僕を準備室に呼び出した

沢山の薬品の匂いがする独特の空間だ…

「で、何ですか?」

「目をつぶりなさい」

「は、はい」


暗闇が広がる

また先生と二人きりだ……

なに考えてんだか、俺は


カチャカチャ…


「ちょっ、」

そういえば扉をへだてた部屋に、和也達がいるんだ…

今大きな声は出せない

見つかったらもう…




「フフッ」

そして中に前と同じように硬い何かを押し込んできた


「いっ…」

またなにかする気なんだ

どうして俺は少し期待をしている……?


「目を開けてください」


何故か先生がスイッチをもっていた


「今日の授業はそのままで受けてもらいます。私の都合でこのスイッチを押しますから」


そういいながら、長々とスイッチを押した


「いゃ…ぅ」



「フフフ。幼助はみんなに自分の気持ち良くなっている顔を見られる事になりますからね。ついでに、中にはバイブが入ってますから」


「!!」


「せいぜい頑張りなさい。ほら、授業が始まりますよ…」

不敵な笑みを浮かべた希凛先生は俺を和也達のいる教室に向かわせたのだった
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