Short Story
□理科室に潜む悪魔
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家に着くとすかさず母が
「幼助（ヨウスケ）、テスト見せて♪」
といってきた
「………はい…」
嫌だったが渋々出した
出さないよりはましな気がするからだ
「……！！どうしたの？こんなに悪い点とったの初めてじゃない！」
「ちょっとさ、勉強しなくてもできるかな〜？とか思って一発でやってみたらこんな結果になったんだよ…」
「勉強はしっかりやらないとダメでしょう？」
「わぁったよ」
「おかぁさん、お兄ちゃん悪い点数だったの？」
いつの間に居たのか、小学六年生で弟の優太（ユウタ）が勝手にテスト母さんから取って、まじまじと見ていた
「そうだよ…悪いかぁ〜…」
「別に〜…お兄ちゃん23点だぁ！あははははっ！」
「わらうなよ〜…あっ！忘れてた！」
俺は補習を思い出し急いで自室に戻った
「やばいなぁ…こんなに悪くなるとは思わなかった…」
そういながら、ノートを取り出し、勉強を始める
やっぱり難しいなぁ…
あ〜…
もういい！
明日先生に教えてもらうぞ！！