Short Story

□attack
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「しかたないから同じベッドにっ…」

俺はなぜかベッドにおしたおされた。

「なにするんだ!」

急な事だったからつい声を荒げてしまった。

聖一をどかそうとしたが、年老いた私が若い聖一から逃れるのは誰が見ても無理なことだった。


それでも聖一はネクタイを緩める。
そしてその手で胸をまさぐりはじめた。

いつもの聖一じゃないみたいだ。

優しいんじゃなく、男というより雄になってる気がする。

「…っ」

「感じてるのか?男にやられて」

いつもの口調じゃないはっきりした物言い。

「ばかなっ…離せ」

「こんなにしてるのに言い訳しても効果ないですよ?和さん」

なんで部下にやられなきゃいけないんだ?
ふざけんなっ

俺は男だぞ?

こいつは頭がおかしいのか?

「ふざけん、なっ…!頭おかしい、よ…お前っ」

「そんなこといって…いいんですかね?この状況で。」

冷たく鋭く言い放つ。


「痛っ!」

なにか硬くて鋭い物をいれられた。

痛い。

途端に恐怖が芽生えた。


「どうですか?お仕置ですよ。あなたはこれくらいしないと駄目みたいですね」

「なにを…した」

「さあ?ふっ、分からないんですか?和さんでも」

「っ…」

完全に面白がってるな…。

俺はどうした
らいい?

「とりあえず、感じてくださいよ」

「な、に…っ…!」


そうゆうより早く、俺の肉棒を舐めあげる。

ビク、と体中に電気が走ったような感覚に襲われた。


それは次第にエスカレートしていき、果てそうになってきた。


室内には二人の水滴音が響く。

「ぁん…っ…!」


ニヤリというのはまさにこれをいうのだろう。

なにかたくらんだように笑うと、口を外した。


聖一に舐められていたそこは、オレンジ色のルームライトの下、怪しく光っていた。

「どうしたんです?物欲しそうな顔して」

「…」

「いわなきゃ分かりませんよ?もっとしてほしいんでしょう?」


してほしい気持ちは心の隅に無理矢理沈めた。

言いたくない。

俺のプライドが許さなかった。

でも…
今日はおかしい。
疲れてるんからだよな?



「もっと…」

「もっと?」

「して、くれ」

「へぇ…和さんってそういう人なんですねぇ…」

いわれたとうりにまた再開してくれた。


理性なんてなくなりかけてた。

「あぁっ…だ、めだ…っ!」

口の中に吐き出してしまった。


いつがおかしいんじゃなくて、俺がおかしいんじゃないだろうか。

最後の方はそう思った。
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