Novel

□【変わりにHAPPY BIRTHDAY】
1ページ/1ページ


貴方とともに
生きていられる今日を

一つ歳を重ねた今日を

貴方は祝おうとしないから


私がお祝いしましょう

【変わりにHAPPY BIRTHDAY】


「リボーンHAPPY BIRTHDAY!」


部屋に入ってきたリボーンにクラッカーを鳴らしたら
頬すれすれを銃弾が通り過ぎて壁にめり込んだ

「敵かと思って思わず打っちまったぞ」

そう言いつつニヤリと意地悪く笑う

驚かされるのが嫌なリボーン

隠したかったんだろうな


でも、そんな事言ったら
大変な事になるから言わない

「ケーキ作ったんだよ!」

リボーンを無理矢理ソファーに座らせて
私はケーキの蝋燭に火をつけ電気を消した


一通りお決まりの歌を一人で大熱唱


「はい!ふーして?」


暗い部屋には蝋燭の明かりだけでよく見えない

急に腰を引き寄せられ
唇が何か温かく柔らかいものに塞がれた


「いつもとほとんど変わらねぇな」


耳元で少し熱を帯びた声で囁かれ

私は真っ赤になった


「それがいい」


もう一度
唇を塞がれ深いキスをした


「一度しか言わねぇからよく聞けよ?」



貴方の誕生日

私がプレゼント出来たのは何だったのかな?

私がもらったのは
貴方からの
『愛してる』と『ありがとう』の言葉


END

ケーキが蝋燭の蝋によって食べれなくなったエンディング(笑)


リボ様HAPPY BIRTHDAY!

大好きです!


大人リボ様を初書き
25歳くらい

戻る
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ