NARUTO Project
□『ありがとう』
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空は1つなんだと、ふと思う。
海は1つなんだと、ふと思う。
ということは、今、こうやって同じものを見ていることになる。
「オレが同じものを見ていれば…の話だろ、ウスラトンカチ」
そんな声が聞こえてきそうで…
こんなに離れていても、聞こえてきそうで…
「誰がウスラトンカチだ、カッコつけやがって」
そうやって笑えるのは、お前という存在があったから。
寂しい気持ちも、いつかは消えて…それはやっぱりお前の存在が大きいから。
「ありがとう」
…なんて。顔を合わせると、絶対、お互いに言えないんだろうな。
ナルトとサスケ