なめんじゃねぇよ?

□襲撃、しましょうか?
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夜20時。
港の倉庫の一つに明かりが灯ってる。

時々笑い声が聞こえる倉庫から予想すると、誰も私達には気付いていない。


ザザッ


「秋。配置についたか?」


ザザッ


「イエス。いつでもい〜よぉ」


ザザッ


「‥‥怪我すんなよ。
20時ピッタリだ。いけ。」


ザザッ


「そっちもねぇ〜」


無線が切れる。
眼下に広がるは攘夷浪士達がうじゃうじゃいる。
数人の隊士達と私は倉庫のむき出しの天井裏にいる。
隊士達に目配せして、一度頷く。


そして、素早く、攘夷浪士の輪の中に着地する。
その時に数人斬るのを忘れずに。


「な、何者だ!!」


慌てふためく浪士が叫びながらも、真ん中に突っ込んだからすぐに囲まれて剣をむけられる。


他の隊士達も同じようになってるのを確認して、顔を上げる。



「真選組、副長補佐‥‥千橋秋、参る。」
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