べるぜバブ小説
□愛してるゲーム
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愛してるゲームとは。
夏目が考えた独自のゲームルール。
お互いに相手の好きなところ言い合ったり、
直球で告白してみたり、
とにかく相手が照れるようなことを言い合う。
先に照れたほうが負け。
というくだらないゲームである。
「けっ、くだらねえ。誰がやるかよ。」
という男鹿にヒルダが挑戦的な目を向ける。
「そうだな、貴様のような腑抜けには無理な話だ。」
男鹿の額に青筋が浮く。
「どういう意味だ、コラ。」
「そのままの意味だ。」
「誰が腑抜けだ。こんなもん楽勝だぜ。もし俺が負けたらなんでも言うこと聞いてやろうじゃねーか。」
「ほう、面白い。負けたほうがなんでも言うことを聞くんだな。」
「なんでもって、ヒルダさんがあーんなことや、こーんな・・・。」
「だまれキモ市。」
「あ、愛してる・・・?。」
「ねえさん!しっかり!。」
なるべくして、
愛してるゲームは始まった。