羅刹篇
□登場人物
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・悠助(ゆうすけ)
此の物語の主人公
一人称は『俺』
長い髪を高く一本に結い上げた、袴姿の青年。(所謂ポニーテール)
整った顔だが、眉間に皺を寄せていることが多い。
幼い頃に父親を羅刹に殺され、母親を病気で失った。
それによって誰かを失うことを恐れている。
・綾菜(あやな)
此の物語のヒロイン
一人称は『わたし』
悠助と同い年の女の子で、同じく高く一本に結い上げている。(悠助よりは短い)
ぱっちりした目で、可愛いとも美人とも言える。
弟が羅刹に操られ、家族を失う。居場所が無くなってしまい、悠助達と旅をすることに。
本編では詳しく書かれていないが、悠助に想いを寄せている。
・勒七(ろくしち)
悠助の最初の仲間
一人称は『わっち』
常に笠を被っていて、短髪だが前髪は目が隠れる程長い。
悠助と違って着流しを着ている。飄々とした性格だが、悠助より年上。詳しい過去は番外篇で。
・闇鴉(やみがらす)
江戸の裏道に住む情報屋
一人称は『あっち』
右目を包帯で覆い、団子型に結い上げた髪には、派手な髪飾り。着物も派手で、煙管片手の艶姿。年齢不詳で、過去も謎。
・桜(さくら)
桜姫という妖刀に宿る魂
一人称は『わたくし』
長い綺麗な髪を、結わずに垂らしている。目を奪われる程の美人。
生前は姫という立場にいたが、家来だった蒼黒丸を愛してしまう。成仏することが出来ず、妖刀になる。
・椿(つばき)
夢椿という妖刀に宿る魂
一人称は『あたい』
短い髪に、赤い着物を着た女の子。(所謂ボブ)
母親を病気で失い、父親に殺される。
未練があったのか、成仏せずに妖刀になる。
・名無しの老人
悠助に桜姫のことを教えた老人。
何故桜姫に詳しかったのかは不明。
・蒼黒丸(そうこくまる)
桜の家来。
姫だった桜を愛してしまったことによって切腹。
怨恨によって羅刹になってしまう。
(因みに憎しみに染まった魂が刀に宿ると、邪鬼の妖刀になる)
・琴音(ことね)
旅の途中で助けた女の子
一人称は『あたし』
年齢は綾菜より少し下。
高く結い上げた髪には、桃色の綺麗な簪。
男達に追いかけられていたところを、悠助に助けてもらう。自分勝手な性格だったが、悠助達と出会って変化が……。
・楓(かえで)
椿が生前住んでいた長屋の住人。
椿を守ろうと必死だった内の一人で、椿をとても可愛がっていた。