親世代

□汽車
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「ほぅ……つまり君はブラック家の人間、しかも長男だと。」

「そーだよ。ってかにやにやすんな。」

ジェームズの顔に蛙チョコレートをなげつける

「駄目だよシリウス……チョコレートを粗末にしちゃ。」

「食べ物じゃなくてチョコレートってとこにはつっこまないぞ、リーマス。」

がさがさと机の上のチョコレートをあさるリーマス

汽車に乗ってからずっとこんな感じである

「なるほど、じゃあスリザリンには……」

「絶対入りたくねぇ。選ばれた瞬間帰ってやるよ。」

変える先も最悪だけど、とつけたす

「まぁわかるね。僕もできればスリザリンは避けたいよ。基本いい噂聞かないし。リーマスはどうだい?」

「僕は……考えてなかったなぁ。入れるとすら思ってなかったし。」

はは、と笑いながらいうと二人はあまり納得はしてないようだがそれ以上ききだすこともなく、次の話題へと移った

「(本当は学校に入ることもこんなふうに話すことも諦めていたんだけど……)」

楽しげに学校の話をする二人をみてふと考える

「(二人も離れてしまうのだろうか…)」

ぎゅ、と心臓を冷たい手で握られた様な気がした
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