〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

〜掲示板ひだまりへようこそ〜


☆ブック別スレッドには、新話UPの際にちょっとした解説や裏話など書き込んでおります。

 感想やツッコミなどお気軽にレスしてください。


☆雑談スレッドは、小春や読者様どうしの交流の場です。お気軽にご利用下さい。
m(__)m

 個人攻撃や中傷はご遠慮下さい。ネットマナーと個人情報にご注意のうえ、気持ちよく楽しみましょう。


☆リレーSS専用スレッドでは、みんなでひとつの物語を書くイベントが突発的に開催されます。


……第1弾「アブナイ☆恋の学園物語」スレッド1〜

……第2弾「ストロベリー☆パニック」スレッド19〜

……第3弾「アブナイ☆恋の捜査室feat.小春日和」スレッド25〜

……第4弾「アブナイ☆恋の共同生活」スレッド31〜

……第5弾「アブナイ☆恋の探偵事務所」スレッド35〜

……第6弾「アブナイ☆恋の逆転捜査室」スレッド36〜

……第7弾「アブナイ☆恋をもう一度」スレッド37〜

……第8弾「アブナイ☆恋のウェディング・ベル」スレッド38〜≪開催中!≫

 飛び入り大歓迎。

 感想や応援メッセージなど頂けますと、参加者全員と喜びを分かち合えます。


☆専用スレッドを設ける前のリレーSSは、以下のスレッドにあります。
お時間のある時に覗いてみてくださいね。


 『ある日の創作室について』

……「いつか大人になる日まで:番外編」(いつか大人になる日まで)

……「ポケット小野瀬」(ポケット穂積)


 『穂積と小野瀬について』

……「アメリカ外伝3」(アメリカアメリカ外伝・1アメリカ外伝・2)


 『明智誠臣について』

……「穂積←→小野瀬」(恋人の日〜明智編〜)


 先に、ブックの方で()内のストーリーをお読み頂いてからの方が、リレーをより楽しめるかと思います。


☆「アブ☆恋のココが好き!」はネタバレスレッドです。ゲームの内容が書かれておりますので、閲覧の際はご注意ください。


☆新規スレッドもいつでもご自由に立てていただいて結構です。

☆みんなで仲良く楽しめるよう、よろしくお願いします。

 

(このスレはこれ以上書き込めません)
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  次へ 

11/19(Mon) 18:56
捜査室では
ジュン


藤守
「室長が記憶喪失・・・?」

如月
「それって本当なんですか?」

小笠原
「・・・」

捜査室に帰った明智から室長の容態を聞いて3人は言葉を失う。

特に室長と付き合いの長い藤守は顔が真っ青だ。

明智
「藤守、大丈夫か?」

明智に肩を叩かれ藤守は「はい」っと返事をするのがやっとだった。

明智
「俺たちのこともこの捜査室のことも室長は覚えていないらしい。」

明智自身もまだ信じられない面持ちでそれが冗談でも何でもないことを雄弁に物語るものだった。

小笠原
「でも外因性の記憶喪失なら記憶が戻る可能性もある。」

小笠原の呟きに如月は目を輝かせる。

如月
「そうですよ!室長のことだから明日には記憶が戻るかも!」

如月の明るい声に明智も「そうだな。」とだけ答えた。とにかくしばらくは自分が室長の代行としてこの捜査室をまとめていかなければならない。

(室長、お帰りをお待ちしています。)



久しぶりのリレーですね(^-^)
たくさんの方が一言ずつでも参加してくれるといいなぁ。

とりあえず短いですがここでパース(⌒∇⌒)ノ⌒〇

[削除]

11/20(Tue) 07:05
ジュンさん速っ!( ̄□ ̄;)!!
小春



相変わらずさすがの反射神経。

今回もよろしくお願いします。

出来ればドタバタな要素を盛り込みながら明るく進めていきたいと思いますのでご協力くださいm(_ _)m

***

警察病院から、面会を許可する電話が入ったのは、翌日の午後の事だった。

私は小野瀬さんと藤守さんに伴われて、病室を訪れた。

明智さんは室長の仕事の代行に忙殺されていて、今日は来られない。

藤守さんは、病院に入る前から涙ぐんでいた。

室長の名前が入口に掲げられた個室に入ると、頭に包帯を巻いた室長が、ベッドの傍らに立って、婦長に病院着を着替えさせてもらっているところだった。

痛み止めの点滴を受けているせいなのか、ぼんやりした表情の室長に対して、婦長は私を見ると、室長からは見えない角度で、挑発的に笑ってみせる。

轟婦長
「泪くん、お見舞いの方々がみえたわよ」


(泪くん?!)

婦長は、大きな身体で手際よく、室長をベッドに座らせて、腰から下に掛布団をかけてくれる。

穂積
「ありがとう、麗子さん」

れっ、れいこさん?!

婦長を見上げる眼差しには、早くも信頼の兆しが見える。

なに、何なのこの空気!

轟婦長
「患者さんの負担にならないよう、なるべく手短にお願いしますね」

小野瀬
「はい」

擦れ違いざま、婦長は私の頭を大きな手で撫でて、病室を出ていった。

スライドドアが閉まるのを待って、小野瀬さんが、ベッドの傍らに立った。

小野瀬
「穂積、具合はどう?」

穂積
「ありがとうございます」

頭を下げると痛むのか、室長はゆっくりとした瞬きで小野瀬さんに謝意を伝えた。

礼儀正しいけれど他人行儀な挨拶に、小野瀬さんはもちろんだろうけど、私たちまで胸が痛む。

小野瀬
「……俺の名前は、小野瀬葵。お前とは警視庁の同期で、鑑識官だ。何でも相談してくれ。……親友だったんだから」

小野瀬さんは、周りからそう呼ばれても否定する、普段なら絶対に口にしない「親友」という単語を使った。

穂積
「そうか、ありがとう。よろしく頼む、おのせ」

私たちは、室長を混乱させないよう、思い出させようとするのではなく、初対面のように、少しずつ覚えてもらおうと決めたのだった。

発案したのは小野瀬さんだったけれど、どうやら、作戦は功を奏したよう。

小野瀬
「この二人は、お前の部下だよ」

穂積
「俺の、部下……?」

ずきん、と、胸が痛んだ。

藤守
「藤守賢史です」

藤守さんは涙声だった。

穂積
「……ふじもり」

藤守
「室長ぉ……」

堪えきれず、しくしくと泣き出した藤守さんを見て、室長も、悲しそうな顔をしている。

距離を測りかねているんだろう。

いつもなら、「泣くんじゃねえ!」なんて言って、肩を抱いたり背中を叩いたりデコピンしたりするのに。

小野瀬
「こちらは、櫻井さんだよ」

穂積
「……さくらい……」

室長の目に、今日初めて、記憶の光が灯った。

穂積
「……櫻井判事の娘さん?」


「はい!」

思わず、食い気味に返答してしまった。

いけない。慎重に、慎重に。


「父の事を、覚えていてくださってるんですね」

穂積
「とてもお世話になったし、ご迷惑もかけた。……たぶん、俺は、きみの名前を知っていると思う」


「言ってみてください」

穂積
「翼さん」

お父さんありがとう!

さん付けだけど!!

嬉しい!

室長が、私の名前を呼んでくれたよ!!

穂積
「櫻井判事が、盆栽に名前を付けていた」

お父さんありがとう!

穂積
「櫻井翼、藤守賢史。これから、よろしく頼む」

藤守
「室長っ!」

小野瀬
「藤守くん抱きつかない!穂積は重傷なんだよ!」


ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

[削除]

11/22(Thu) 09:39
ちょっと繋ぎます
小春


病院からの帰り道。

駐車場に向かいながら、私は、ふと心に浮かんだ事を考えていた。

……記憶を失う前の室長が、私を初めて『いいな』と思ってくれたのは、私が高校生の時だと聞いてる。つまり、私は入庁して約1年半だから、大学の4年間を足して、高校生だったのは、5年半前から8年半前……

室長はもうすぐ31歳。

大卒が22歳の春だとして……

そこまで考えて、私は、はあ、と溜め息をついた。


「確率低いなあ……」

少し前を歩いていた小野瀬さんが、私の、小さな独り言に振り向いた。

小野瀬
「櫻井さん、元気出して。昔の事はなるべく考えない方がいい。今の穂積からしたら、今日が、きみと初めて会った日なんだから」


「……そうか。そうでしたね」

お父さんのおかげで、名前を覚えていてもらえた。

これで、轟婦長と同じスタートラインに立てたと思うことにしよう。

小野瀬
「不安なら、この機会に、俺に乗り換えてもいいよ?」

ん?

小野瀬さんは私の肩を抱き寄せると、耳元で囁いた。

小野瀬
「穂積よりもずっと、甘やかしてあ、げ、る」

ふふっ、と息を吹き込まれて、くすぐったくて耳が震える。


「あ、あの」

なんなの、この人のこの色気。

藤守
「小野瀬さん!何してはるんですか!」

小野瀬
「慰めてるだけだよ」

藤守
「完全に口説いとるやないですか!」

小野瀬
「そんなに悪い事じゃないだろ?彼女は今、フリーなんだよ。穂積だって、轟婦長を名前で呼んでたじゃない」

藤守
「室長は……まだ、記憶が戻らへんから……」

小野瀬
「記憶が戻らないから、櫻井さんを傷つけていいわけ?だったら、俺が、彼女のナイトに立候補してもいいだろ?」

肩に置かれた小野瀬さんの手に、力が込められた。

……ああ、そうか。

小野瀬さんは、小野瀬さんなりに、室長の記憶が戻らない事に傷ついているんだ。

藤守
「ほな……ほな、俺も立候補しますよ!室長が元通りになるまで、櫻井は俺が預かります!」


「ちょっ、ちょっと待ってください!」

変な空気になってきちゃった……

藤守
「俺だけやないですよ。明智さんかて、小笠原かて如月かて、みんな、櫻井を好きなんですから!」

小野瀬
「おや。穂積なら納得するけど、俺には預けられないって事?」


「小野瀬さん、藤守さんも、落ち着いてください!」



こんなところで、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

[削除]

11/22(Thu) 13:02
怖い女、登場!
ジュン



???
「誰が何に立候補するの?」

睨み合っている小野瀬と藤守の後ろから可愛らしい声が聞こえた。


「ジュンさん!それに藤守さんのお兄さん!」

3人の前に現れたのは藤守の兄の藤守慶史検察官。そしてその事務官のジュンだった。

ジュン
「翼ちゃん!大変だったね。」

ジュンは小野瀬の手をはね除けてぎゅっと翼を抱き締めた。自分より小柄なジュンに背中を撫でられて翼は安心するような泣きたくなるような気持ちになった。

アニ
「いつまでそうしているつもりだ?」

小野瀬
「ジュンさん、横取りはズルいなぁ。」

アニと小野瀬の言葉で少し離れた翼とジュンはふふっと微笑みあった。

そんな和んだ空気の中、一人だけ固まっている男がいた。

藤守
「あ、あのジュンさん?」

遠慮がちに口を開いた藤守にジュンが満面の笑顔で振り返る。

その笑顔が怖い!!

ジュン
「誰が何に立候補するの?」

ジュンは先程と同じ質問をした。

たじろぐ藤守。

先ほど小野瀬に対抗して翼のナイトに立候補すると言ったが、それはあくまでも小野瀬の毒牙から穂積の大切にしている翼を守ろうとしただけでやましい気持ちではない。

しかし、それを恋人であるジュンに聞かれていたなど。

ジュンは普段は可愛らしい家庭的な女の子なのだが少々焼きもち焼きである。そして本気で怒らせると・・・

藤守
(俺、明日まで無事でおれるやろか?)

藤守が遠い目をしていると、肩を叩かれた。

アニ
「骨は拾ってやる。」

藤守
「ありがとう、アニキ。」

・・・・・・


アニ
「じゃあ、俺たちは穂積の病室に少し顔を出してくる。」

ジュン
「翼ちゃん、またね。」

二人が立ち去ったあと、そこには真っ白になった藤守と声をかけることも出来ない翼と小野瀬がいた。



早速登場のジュンです。いや〜怖い女ですね〜。←自分で言うな。

ちっとも話は進みませんでしたが、ここでパース(⌒∇⌒)ノ⌒◯

[削除]

11/22(Thu) 14:52
ジュンさん登場ありがとうございます(^∇^)
小春


藤守アニとジュンが病室を訪れた時、穂積のベッドの傍らには、轟婦長がいて、点滴を交換していた。

こちらを向いた轟婦長に、初対面のアニはきちんと頭を下げる。

アニ
「見舞いにきたのですが、部屋の外で待つべきでしょうか?」

轟婦長
「穂積、大丈夫かい?」

穂積
「はい、婦長」

何気ないやりとりだったが、アニとジュンは顔を見合わせた。

さっき、小野瀬と藤守たちは、穂積が婦長を名前で呼んでいた事で揉めていなかったか?

自分たちを前にしてのこの態度は、どう見てもそんな甘い雰囲気ではないのだが……

轟婦長
「長時間の会話や質問などは、まだ、避けてくださいよ」

そう言うと、交換を終えた轟婦長は、部屋を去っていった。

室内に沈黙が降りて、アニはジュンに肘で脇腹をつつかれた。

穂積
「お見舞いありがとうございます」

アニ
「……あー……そのー……」

ジュン
「穂積室長、こちらは、東京地裁の藤守慶史検察官です。私は、事務官の玉木。ジュン、と呼び捨てにしてください」

穂積
「東京地裁というと……櫻井判事のいらっしゃる……」

アニ
「ああ、そうだ。そして俺は、さっきここを訪れただろう、お前の部下の藤守賢史、あれの実兄でもある」

穂積
「藤守くんにはお世話になります」

アニ
「うむ。まあなんだ、こんな事になって、お前も色々と大変だろう。今後はお前も、俺の事を兄と思って頼りにしてくれていいのだぞ」

穂積
「頼もしいお言葉をありがとうございます」

アニ
「(小声)……ジュン、穂積が素直すぎて、何だか調子が狂うな」

ジュン
「穂積室長、ひとつ、お伺いしてもいいですか?」

穂積
「はい。……今、自分にお答え出来る事でしたら」

ジュンは穂積に頷いてから、聞いておかなければならないと思う事を尋ねた。

ジュン
「さっきは、轟婦長と名前で呼びあっていたと聞いたんですけど。お二人は、特別なご関係なんですか?」

穂積
「いいえ。婦長から、『「泪くん」と呼んだ時には、「麗子さん」と呼び返して』と言われているだけです。特に、櫻井の前では親しげにしろと」

穂積はあっさりと答えたものの、少し戸惑うような表情を見せた。

穂積
「……婦長から『櫻井が事故の事を考えすぎないよう、気持ちを前向きにする為の策』だと言われたので、従っているのですが……間違った配慮でしたか?」

ジュン
「あ、いえ……」

アニ
「ジュン」

アニが、返答に詰まったジュンを制した。

アニ
「そういう事なら、続けてくれ。今の話は、この三人だけの秘密にしておこう。ジュン、いいな?」

ジュン
「……はい」

恋人の藤守にまで秘密にしなければならないのかと思うとちょっと胸が痛んだが、翼の為だと言うなら仕方ない。

ジュンは胸のうちで藤守に謝りながら、アニと共に、穂積の病室を後にしたのだった。

同じ頃、捜査室では、翼に交際を申し込む告白大会が開かれていたのも知らずに……


ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

[削除]

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  次へ 

[戻る]
(このスレはこれ以上書き込めません)
[TOPへ]



©フォレストページ