〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜
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07/16(Thu) 17:03
ジュンさんともさんありがとう
小春
アニが予想を裏切らない舞い上がりっぷりで素晴らしいですね、さすが、藤守兄弟と言えばジュンさん。
そしてともさん、今回もアノ人に期待していいんですね?やったー!
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07/19(Sun) 22:07
藤守家へ到着
せつな
4月○日金曜日
家庭訪問3日目にして最終日。最後の訪問先は、藤守家だ。
高校生にもなると保護者から希望する家庭訪問自体は少ないが、
学校側にとって家庭訪問が必要な生徒はやはり存在する。
この機会に、とかなんとか理由をつけて、必要な生徒の家庭状況を把握するのだ。
現在の時刻は17時。20分程押していた。
セツナ
「あ、藤守君?今地下鉄の駅を出たわ。遅くなってごめんなさいね」
スマホを握りしめ、焦りつつ訪問先の生徒に連絡する。
藤守家は、両親が不在がちだ。兄弟が多く、三者面談も大学生の長兄が代理で来校することもある。
今回は、隣家の櫻井さんも保護者不在で藤守家に半同居状態だという報告があった。
いわゆる、本年度家庭訪問の最重要案件だ。
3年に兄の藤守誠臣が在籍しているため、今回誠臣君の担任からも、様子の報告だけしてほしいと依頼されている。
『気を引き締め直して頑張らないと』
拳を握り込んだセツナが角を二つ曲がったところで、藤守くんの姿が見えた。
賢史
「あ、空間先生!こっちです」
迎えに来てくれたらしい。笑顔にほっとする。
セツナ
「ありがとう。お家の方は大丈夫だったかしら?」
賢史
「ああ、はい。っていうか、センセーこそ、びっくりせんでくださいね」
セツナ
「びっくり?カエルでも飛び出したりするのかしら?」
賢史
「さすがに小学生じゃないから!いや、アニキや弟が結構いてるんで、なんちゅーか、その、うるさいし・・・」
たしかに、17時すぎれば、他の兄弟も帰宅しているだろう。
そんな心配をしてくれるなんて、藤守賢史は優しい男子だ。
セツナ
「櫻井さんとあなたの家庭環境を知るのが目的なんだから、構わないわよ。時間も過ぎてるし、お話が済んだらすぐにお暇するわ」
先を歩く賢史の表情はなぜか晴れない。
まあ、思春期の男子生徒の気持ちとしては理解できるので、セツナも逆なでしないよう気をつけながら玄関をくぐった。
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07/19(Sun) 22:41
家庭訪問 その2
せつな
翼
「空間先生!どうぞよろしくお願いします」
入口で丁寧に案内してれたのは、櫻井さんだ。
可愛い笑顔。
本当に優しく物腰の柔らかい生徒で、成績も問題なく、学年の先生方の評判もいい。
男子生徒との半同居状態というものが、この子に悪影響を与える可能性があるのかどうか、それを見定めなければならない。
和室の客間に案内されて座布団を勧められる。
セツナ
「ありがとう。お邪魔しますね」
櫻井さんと藤守君も座り、それと同時に、長身の男子がコーヒーを持ってきてくれた。
誠臣
「先生、どうぞ」
セツナ
「あ、ごめんなさいね。気を使わないで、ね・・・って、もしかして、あなたが、3年の誠臣君?」
誠臣
「はい。学年が違うので、学校ではあまり顔を合わせることがありませんが、賢史の4番目の兄です」
はにかんだ笑顔を向けられる。
あれ?どこかで見たような顔。もちろん、学校だろうが、なんとなくそれとは違うような気がする。
もしかして、テレビかなと思うくらいの和風イケメンだ。
セツナ
「そう。今年受験よね?ふじ・・・賢史君や櫻井さんも一緒の生活はどうかしら?」
誠臣
「元々兄弟が多くて、俺の生活リズムに変化はありません。賢史が迷惑をかけてはいませんか?」
賢史
「何ゆうてんの!俺は真面目なイイ生徒やで!?」
セツナ
「ふふふ、賢史君はいいお兄さんを持って幸せね」
翼
「先生、このケーキは、誠臣さんの手作りなんですよ」
セツナ
「え!?これ、お店で買ったものじゃなくて?」
誠臣
「恐縮です。良かったらどうぞ食べてみてください」
ワンプレートに小さなケーキが5種類色とりどりに並べてあって、見た目も美しくおいしそうだ。
普通は訪問先で食べてはいけないのだが、これは断る方が悪いような出来栄えだ。そのうえ、生徒(私のクラスじゃないけど)の手作り。
セツナ
「お、お話が終わったら、頂くわね。ありがとう」
返事をすると、誠臣君は正座して一礼し、退室して行った。
この落ち着き。逆に弟を気遣う優しさ。家庭的な姿。高校3年生とは思えない。
担任教諭には、花丸だったと伝えておこう。
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07/19(Sun) 23:12
家庭訪問 その3
せつな
泪
「掴みはOK。イイ感じだ」
客間を出て、ダイニングへの廊下を曲がったところで、
泪と誠臣がハイタッチする。
葵
「やっぱり、誠臣がトップバッターで正解だったでしょ?」
具体的な作戦を立てた葵が微笑を浮かべる。
慶史
「なぜ、俺が一番ではいけないのだ?」
泪
「一番でいいと思う根拠を知りたいくらいだ。おら、アニ、行くぞ」
次はアニを担任のいる客間へ連れて行き、余計なことを言わさず無事に面談を済ますことができれば、任務完了だ。
何しろ、翼と小春の生活がかかっている。
何がきっかけで、学校側から『やはり保護者が不在なのは問題がある』といった横やりが入るとも限らない。
翼も小春もしっかりした子だ。
両親のことや自分たちのことを真剣に考えて決断し、この生活を維持しようと努力している。
それなら、自分は、すべての困難を排除してそれを守るだけだ。
慶史
「ええい!弟の分際で俺に指図するな」
誠臣
「・・・大きな声を出さないでくれ。ネクタイも曲がってる。バタバタ音を立てて歩くと失礼だぞ」
誠臣はいい右腕だ。頼もしく成長したな。
慶史
「お前はオカンか!俺は大丈夫だ!」
長兄にはその役割を果たしてもらわねばならない。
泪は背後から碧い眼を鋭く光らせるのだった。
諒
モグモグ「・・・そう思っているのは本人だけ。ヨーグルトムース美味しい」
公平
モグモグ「・・・あれは、きっとテーブルの角で躓くね。イチゴミルフィーユ激ウマ!」
とも
モグモグ「・・・オモロイから見物してよ。ザッハトルテも最高!!」
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07/20(Mon) 14:00
家庭訪問 その4 再々UP;
せつな
*勢いで書きすぎて、所々おかしなトコがあったため、訂正しました;
少しはマシになったかな?
アニ
「失礼する」
慇懃無礼に襖を開け、スーツ姿のアニが入って来た。
セツナが立ち上がり、挨拶する。
セツナ
「はじめまして。お邪魔しています。私、お二人の担任で空間セツナと申します」
・・・若い!!
女性教諭と聞いてはいたが、ここここの教員は自分と大して年齢が変わらないのではないか?!
賢史
「アニキ、さっさと座れや。先生も忙しいんやで」
たちまち動揺して挙動不審になるアニにいち早く気付いた賢史が声をかける。
慶史
「あ、ああ、そうだな。・・・っっぉわっ!!」ガターーーーーーン
テーブルの角に躓き、盛大に転倒するアニ。
客間の外で控えていた泪が、すぐに客間に飛び込んで来る。
泪
「アニ!!」
慶史が躓いたはずみで、テーブルの上のコーヒーカップが倒れ、熱いコーヒーがこぼれた。
セツナ
「あっ」
翼
「先生!慶史さん!大丈夫ですか?」
賢史
「コーヒーかからんかったか??」
賢史と翼が、横に置かれたティッシュボックスから数枚取り出したもので辺りを押さえる。
セツナ
「あ、大丈夫よ。カップも割れなくて良かったわ」
泪
「すみません。おい、アニ、立てるか?」
慶史
「だ、大丈夫だ。お騒がせして申し訳ない。す、少し待ってもらっていいだろうか」
騒ぎを聞きつけて、誠臣もやって来た。
誠臣
「すごい音がしたぞ。一旦部屋を出て、足をみてみよう」
言わんこっちゃねぇ・・・。
アニに手を貸す泪は、舌打ちでもしそうな表情をしているが、
金髪碧眼で、見る者を魅了せずにはいられないほどインパクトのある美形だ。
そんな泪をセツナが凝視している。
『あの顔、あの姿・・・まさか、まさか、穂積先生?そんなわけは無いけど、よく似ている、っていうか、そっくりだわ』
そう思った瞬間、気付いた。
誠臣を見た時感じたデジャヴュは、コレに近い。
『誠臣君は明智先生に似ているんだ・・・!立ち振る舞いといい、話し方といい記憶の中の先生と同じ』
そこまで考えて、よく見れば、藤守君・・・賢史君も『同級生の藤守君』に面影がそっくりで。
櫻井さんもだ。2学年下の下級生にあんな子がいたような・・・。
なんという偶然だろう。こんなことがあるなんて。
まさか、自分の目がおかしくなってしまったのだろうか?
家庭訪問先で自分の高校時代にタイムスリップしたなんてこと、ドラ○もんじゃあるまいし・・・そんなはずは無い。
澪から、小野瀬先生によく似た男子の写真をみせられて(しかも上半身裸壁ドン仕様)、
あの当時のことを思い出したせいかも・・・。
翼
「あの・・・、先生、ごめんなさい。私、慶史さんの様子を見て来ますね」
セツナ
「そ、そうね。あの方が一番上のお兄さんなのよね?」
きっと疲れのせいだわ。
セツナは混乱する頭をなんとか立ち直らせるために笑顔を作ってみせる。
そこへ、また一人のイケメンが入って来た。
葵
「そうなんですよ。失礼しました」
セツナ
「いえ、気にしないでください。私ならだいじょ・・・ぶ・・・」
会釈を返し顔を上げたところで、セツナは固まった。
葵
「賢史の2番目の兄で、葵と言います。よろしく。空間セツナ先生」
目の前のイケメンが、ホスト顔負けの笑顔で自分の名前を呼ぶ。
紅い髪に、柑橘系の香りを纏う長身。
青春を捧げ、追いかけ続けた憧れの王子様と同じ姿が、そこにあった。
穂積先生や明智先生にそっくりな彼ら兄弟を見た時。
『上半身裸壁ドン仕様(偽)小野瀬』の写真を思い浮かべた不埒な自分がいけなかったのか。
バターーーーーーーーーン
今度は、セツナが昏倒した。
4連投でスタート(笑)
おなじみ失神シーンで、一旦止め。
少々補足を。
ワタクシの脳内では勝手にお話が展開されているため、読み手さまには分かりづらい表現になっている箇所があるかと思います。
リレーなんだから、より一層気をつけないとと反省しています;;
ここに集うお嬢様方でご存知ない方はいらっしゃらないと思いますが、作中、セツナが思い出しているのは、過去リレー第1弾「アブナイ☆恋の学園物語」で登場した先生・同級生のことです。小春さん、皆さん、勝手にリンクさせてごめんなさい。
始めから、ハッキリここに出ている「空間セツナ」は、第1弾「アブナイ☆恋の学園物語」で登場した、高校3年生の「空間セツナ」が成長した姿です!って、但し書きしておくべきでした;
心よりお詫び申し上げます。
さてさて!小春さんはじめ、ジュンさん、ともさん、フラグ回収のお手伝い、ありがとうございます(*^-^*)
モチロンこれからもお付き合いご協力のほどよろしくお願いします〜〜!
裏で覗いているともちゃんもこーちゃんも巻き込んで大騒動しちゃうとおもしろいなーw一旦ダイニングに戻ったアニの怪我やテンパった様子、泪さんと翼ちゃんも気になる〜〜←
失神したセツナと葵さんはほっといていいからΣ(・ω・ノ)ノエ!
( `ー´)ノということで、次は、「澪参上!」でお会いしましょう!
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