〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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 『ある日の創作室について』

……「いつか大人になる日まで:番外編」(いつか大人になる日まで)

……「ポケット小野瀬」(ポケット穂積)


 『穂積と小野瀬について』

……「アメリカ外伝3」(アメリカアメリカ外伝・1アメリカ外伝・2)


 『明智誠臣について』

……「穂積←→小野瀬」(恋人の日〜明智編〜)


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11/08(Fri) 13:07
きゃー
ジュン


篠崎先生おめでとうございます(*≧∀≦*)

いいなーいいなー
ラブラブいいなー( ゜ρ゜ )

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11/08(Fri) 14:43
ゼイゼイ(ToT)(泣)
くちびる

あぁ失恋決定だわ(ToT)(泣)
ギリギリ(怒)

いいもん!!
紅花は大人なったらま−くんより素敵な彼みつけてやるんだから!
それまで自分磨きするぞ♪←前向き(笑)(*^^*)

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11/08(Fri) 16:27
一番乗りしてすいません。
清香

小春さん、お姉ちゃんって呼んでいいよ?←

☆障害物リレー☆

次の走者である穂積に篠崎がタスキを渡すと、明智はトラックの中央で篠崎を腕の中から下ろした。

そして、大の字に寝転んでしまう。

上下に動く胸の筋肉が、どれだけの運動量だったのかを物語っていた。

篠崎も明智の隣に座り込み、ぜぇはぁと荒くなった息を整えている。

そこへ。

小野瀬
「二人とも、お疲れ様。頑張ったねぇ。」

タオルとスポーツドリンクを持って労いの言葉をかけにやって来たのは、小野瀬だった。

明智
「…それは、どうも。」

半身だけ起き上がりペットボトルを受け取ると、明智は一息で飲み干す。

そしてTシャツの肩口で汗を拭い、一呼吸おいて小野瀬をジッと見つめた。

鋭い視線を投げる明智に、笑顔の小野瀬。

対極の表情を浮かべながらも一言も発せず、黙り込む二人を篠崎が不安気に見つめる。

小野瀬
「良い瞳だ、明智君。君になら大事な妹を任せられるね。」

しゃがみ込み、他の人には聞こえないよう小さな声で小野瀬がそう言うと、明智はあからさまに嫌な顔をした。

明智
「…篠崎先生はあなたの妹じゃないでしょう。」

小野瀬
「まぁね。でも、妹みたいに大事にしてきたつもりだよ。…だから、この子をよろしく。」

タオルを口元に当てながら呼吸を整えてる篠崎の頭を撫でながら笑う小野瀬の瞳は優しく、嬉しそうだ。

明智
「…全く。ならば、これからは言動に注意なさって下さいね。」

篠崎の頭から小野瀬の手を振り払うと、明智は勢い良く立ち上がり、まっすぐに小野瀬を見据える。

明智
「二度は言いません。……ありがとうございました。」

それだけ言ってそっぽを向いてしまった不器用な明智に、小野瀬と篠崎はただ笑うことしかできなかった。

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11/08(Fri) 16:53
わー(/▽\)♪
とも

篠崎先生、ええなぁ♪ヽ(´▽`)/ラブラブ

ともは…おとんの見てる前やけど、どうしよう?
次に続くのは誰かしら?

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11/08(Fri) 17:45
お姉ちゃんは間に合ってますから。(冷)
小春

☆男女ペア障害物リレー〜穂積・黒柳〜☆


穂積
「1、2、1、2、1、2」

穂積はこの種目2周目だが、さっきはほとんどポールに運ばれて終わったようなものだったから、まだ、さほど疲れてもいない。

先ほどのポール相手の二人三脚とは違い、今度は穂積がリードしながら、2人は軽快にリズムを刻んで走った。

金髪碧眼の穂積と、袴姿の黒柳理事長が並んで走る姿は何ともミスマッチで、それでいて何となく趣がある。

穂積
「理事長、次の、走者の、校長と、話は、つけてあります。だから、走り、終えたら、一緒に、逃げて、下さい」

黒柳
「何から、何まで、すみません」

本当は、自分の見合い話に、穂積や山田を巻き込むつもりは無かった。

だが、すでに事は動き出している。

緑組の責任者であり、担任を持つ穂積が、黒柳と一緒に身を隠す事は出来ない。

その点では校長の山田の方が身軽であり、また、彼はどこで覚えたのか、変装の名人でもある。

だから、一旦、山田と逃げて、親戚の目の届かない場所に隠れるなり、上手いこと変装させてもらって、グラウンドに戻ってくればいい。

これだけの事を内緒話で打ち合わせするために、今、穂積と黒柳は間にラグビーボールを挟んで抱き合ったり、手を繋いで平均台を渡ったりしているのであった。

係員
「OKです!」

平均台の上で黒柳が目隠しのタスキをほどくと、喋り通しで走って来た穂積はさすがに息が切れている。

それでも、黒柳と目が合うと、汗ばんだ顔でにっこりと笑った。

自分のためにここまで、そう思うと、黒柳の胸が熱くなる。

黒柳
「ふつつかものですが、よろしくお願いします」

深々と一礼すると、穂積が慌てた。

穂積
「理事長、頭を下げてる場合じゃありません。追い付かれます」

そう。

件の厚化粧のおばさまは、今度こそ黒柳を逃すまいと、なんと、客席の後ろをゆさゆさと走って追いかけてきているのだ。

ゴールで待ってりゃいいのに。

穂積は思うが口には出さない。

おばさまが、黒柳につられてもう一周走ってくれれば、なおさら好都合に疲れてくれるだろうからだ。

黒柳
「はい」

穂積
「では……」

黒柳
「あの、穂積先生」

穂積
「はい?」

まだ何か、という表情で顔を上げた穂積に、黒柳はもじもじと、けれど、思い切って言った。

黒柳
「『然らば御免』って言って抱いて下さい!」

穂積
「はあ?!」

さすがに穂積が驚いたが、目の端にはすでにおばさまの姿が迫っている。

目線を移せば、真っ赤な顔でうつむく黒柳。

ええい、と、穂積は黒柳の肩と、膝の下とに腕を差し入れた。

穂積
「然らば御免!」

言うが早いか抱き上げて、振り返りざまに物凄い速さで走り出す。

風になびく金髪と真剣な横顔とをうっとりと見つめながら、黒柳は、この学校の理事長になって良かったと、しみじみ思ったのであった。

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