〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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 『ある日の創作室について』

……「いつか大人になる日まで:番外編」(いつか大人になる日まで)

……「ポケット小野瀬」(ポケット穂積)


 『穂積と小野瀬について』

……「アメリカ外伝3」(アメリカアメリカ外伝・1アメリカ外伝・2)


 『明智誠臣について』

……「穂積←→小野瀬」(恋人の日〜明智編〜)


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04/25(Mon) 12:32
小春

小野瀬
「どうして、教会に一度も来たことのないアイツが、たった今俺たちが行き着いたばかりの推理の結果を知ってるのかな……?」

藤守
「推理って、何の話ですか?」

藤守は笑顔のまま、ドアを開けた。

すぐ目の前にある、翼の頭を撫でる。

藤守
「俺は、ただ、室長に言われた通り、団地の噂好きな奥様達に、神父とシスターとの仲はどうだったか、丹念に聞き込みを続けただけですわ」

小野瀬
「……」

藤守
「あとは、神父とシスター、それぞれの生まれた場所から育った場所、学生時代に過ごした場所…そういう、土地勘のあるだろう地域の役所に、どちらかの転入届が提出されたら警視庁に教えてくれるように。職業安定所に連絡して、神父が仕事を探しに現れたら、教えてくれるように。そう、頼んでおいただけで」

JS
「……」

藤守の手帳に挟まれていた写真を覗いた如月が、あっ、と声を上げた。

如月
「その写真!」

藤守
「ん?おお、シスターの、学生時代の写真やで。調べてる途中で手に入ってな。かいらしい美人さんやなあ」

藤守が差し出した写真を見た全員の身体から、力が抜けてゆく。

JS
「僕としたことが、全然分からなかった…」

小野瀬
「苦労したのに…」

如月
「いや、でもこれ詐欺でしょ?!」

小笠原
「失礼だよ如月。まあ、確かに、ほとんど別人だけど」

そこに映っていたのは、すらりとして美しいシスター・フユコ。

そして、27人目の石膏像の人物だった。


イベントの終わりを告げる、シスターが鳴らすウェディング・ベルが響き渡る。

翼は小春のキッチンカーの片付けを手伝いに行っていて、丘の上からさくらが丘の街を見下ろしているのは、男たちだけだ。

小野瀬
「シスターがしきりに壁画のある場所に行きたがったのは、ヨハネの絵の下に隠された、リッピの絵を知っていたからだったのか……」

JS
「自分と神父の境遇に重なりますからね……だからこそ、隠したんでしょうが」

小笠原
「誰も何も知らないまま、近いうちに、シスターもこの教会を去っていくんだね」

藤守
「なんや、切ないな」

如月
「幸せになれるといいですね。あああ、俺も、翼ちゃんと幸せになりたいなあ」

如月のつぶやきに、全員が反応した。

藤守
「ちょお待て。なんでお前やねん」

小野瀬
「そうだよ。明智くんならともかく」

小笠原
「まさか、如月も、櫻井さんを狙っているの?」

小野瀬
「も、ってどういう事?まさか、小笠原も?」

如月
「小野瀬さんも、『も』?」

JS
「おやおや」

JSだけが、くすくすと笑いだした。

JS
「面白くなりそうですねえ」

彼らの耳には、響き渡るウェディング・ベルが、まるで、戦いの開始を告げる、ゴングのように聞こえていた……

*****

室長解禁で、いよいよ全員が翼ちゃんを攻略するための舞台が整いました。

さあ、最後にウェディング・ベルを鳴らすのは誰だ?

高校生、大学生、社会人に声掛けをしていた不審者は?

ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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04/26(Tue) 07:24
いつもの逃げ路線!
ジュン


〜翼Vision〜

今日は久しぶりのお休み。不審者事件が始まってから土日もなく働いていたので「体調管理も仕事の内」という室長の計らいで交代で休みを取ることになった。今日は室長と藤守さんと如月さんが出勤中。明日は藤守さんと如月さんがお休みだ。(室長はいつ休むんだろう?)そんなことを思いながら待ち合わせ場所へ。昼下がりのカフェでまーくんと待ち合わせだ。

明智
「すまない、待たせたか?」

待ち合わせ時間から5分遅れてまーくんが走ってきた。


「大丈夫だよ。」

ニコリと笑って答えたつもりだけど私、笑えてるかな?いつもなら嬉しくて大好きなまーくんとの二人だけの時間。だけどいつもと何か違う。自分でも何が違うのかわからないほどの小さな違和感。まーくんと結婚式の希望なんかを話してもどこか自分の事じゃないみたい。結局これと言ったことは何も決まらず…。駅まで向かう途中まーくんに腕を引かれて路地に入る。

明智
「翼…」

ゆっくりとまーくんの顔が近づいてくる。キスされる。そう思った瞬間私はまーくんの口を手でふさいでいた。


不審者については何にも浮かばないのでいつもの逃げ路線で(^_^;)
ここでパース( ̄ー ̄)/⌒○

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04/26(Tue) 09:35
さすがジュンさんグッジョブ
小春


素晴らしい。

そろそろ一息入れないと、と思ってました。

他にも誰かアイディアあるかなー。

とりあえずパスしておきまーす。(ノ´ー)ノ○(全投げ)

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05/08(Sun) 08:59
小春




(……どうしよう……拒んじゃった……)

『す、すまなかった。そうだよな、久しぶりなのに、こんな場所じゃ、嫌だよな…』

明智はそう言って謝ってくれた。

違うのに。

謝らなければいけないのは翼の方なのに。

明智の優しさが辛い。

こんな自分が分からない。

すれ違いを感じ始めたのは、思い出せないほど些細な事がきっかけだった。

それなのに、なぜ、いつの間に、お互いに、どこか後ろめたさを感じてしまうような関係になってしまったんだろう。

『また、明日な』

『うん』

目を合わせられないまま、別れてしまった。

明日。

以前なら、明日が待ち遠しかったのに。

明日。

こんなぎこちなさは消えて、以前のように自然な関係に戻れていればいいのに。

*****

ひとり、路地に立ち尽くしている明智を残し、翼が足早に駅へ向かって去って行く。

その後ろ姿を、少し離れた場所から、複雑な面持ちの2人が見つめていた。

如月
「藤守さん、見ちゃいました?」

藤守
「見てしもたな……」

外回りの途中で、偶然明智と翼を見かけ、声をかけようとした矢先に、路地裏での2人のやり取りを見てしまったのだが。

如月
「どうします?」

藤守
「どうせえ言うねん」

如月
「あの2人、別れちゃうのかな…」

独り言のような呟きを、藤守がたしなめる。

藤守
「如月!明智さんと櫻井がうまくいってないとしても、割り込んで、別れさすような事したらあかんで!」

如月
「分かってますよぅ。オレだって、2人には幸せになって欲しいんです。仲直りしてくれれば、その方がいいに決まってます」

如月は、食べかけだったハンバーガーの残りを、口の中に放り込んだ。

如月
(…でも、このままだったら、オレにも……)

藤守
「何か言うたか?」

如月
「もぐもぐもぐ!」

藤守
「食いながら喋るな!…とにかく、俺らは今、何も見んかった。ええな?」

如月
「もぐ!」

もぐもぐしている如月を横目に、藤守は藤守で、色々と考えていた。

藤守
(……そうや、仲直りして、櫻井が幸せになってくれるならそれが一番ええ。けど、今のままやったら、多分俺の方が……ああもう!…明智さん、なんで、もっと、しっかり捕まえておいてくれへんのや……?!)

そして藤守もまた、香が抜けてしまったコーラを飲み干した。

その横顔を、如月が見つめている。


*****


(……はあ……ゆうべは眠れなくて、落ち着かなくて、こんなに早く出て来ちゃった……)

いつもよりずっと空いていた駅から警視庁までの道を歩きながら、翼は、溜め息をついていた。

すると。

「櫻井」

涼やかな声が、どこからか自分の名前を呼んだ。

辺りを見回すと、行く手の方向、自分が立っている歩道の反対側の車線で、ハザードランプを焚いて停車した車が目に入った。

見覚えのある車の運転席の窓から、笑顔の男性が振り返って手を挙げる。

見慣れた職場以外の場所で改めて見ると、その美貌は桁外れで、周囲のモブとの差は凄まじい(失礼)。

「乗っていらっしゃい」

口調はオカマだけど。

翼は急いで、小走りに横断歩道を渡った。

車を降りた穂積が、助手席側に廻ってドアを開けてくれている。

穂積
「おはよう」


「おはようございます、乗せていただきます。ありがとうございます」

穂積
「どうぞ」

穂積が微笑む。

職場では厳しい穂積だが、こんな場面では、こんなに紳士的なのか。

…全ての仕草が、まるで、映画のように様になっている。

翼の方は、助手席に乗り込み、穂積が運転席に戻ってハンドルを握るまでの間でさえ、自分に羨望の眼差しを向けてゆく歩行者たちからの無言の圧に、肩身の狭さを感じるほどなのに。


「えと、室長は、いつも、こんなに早いご出勤なんですね」

歩道に背を向けるように、翼は穂積に向き直った。

穂積
「お偉いオジサマたちは、朝早くから会議したいらしくてねえ」

走り出した車の窓からの風に、嫌味を吐く穂積の金髪がそよいで煌めく。

穂積
「でも、おかげでアンタを拾えたんだから、たまには良い事もあるわね」

車内での穂積は、いつもよりのんびりと話す。

なんだかひとつひとつが新鮮で、翼も微笑んでいた。


「私も、良かったです。室長に拾ってもらえて」

拾われた、と思うのは、初めてじゃないな、と翼は思った。

そして、どうやら、穂積も、同じ事を思い出していたらしい。

穂積
「そう?嬉しいわ」

穂積の腕が伸びてきて、大きな手が、翼の頭を優しく撫でた。

穂積
「今日は、ついてる」

小さく呟いた穂積の声は、翼にしっかりと届いていた。

*****

室長参戦で、無意識に張り切ってしまう小春。

明智さん、如月さん藤守さん、他のみんなも頑張れ!

ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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10/10(Mon) 10:46
これまでのあらすじ
小春


すっかり更新停滞してしまって申し訳ありません。

最後まで頑張ります。


☆〜ご都合主義インフォメーション〜☆


★さくらが丘団地の規模について、訂正です。

誤:『250世帯』→正:『2500世帯』

読み返して気付いたけど、0がひとつ足りない!Σ(°Д°)

いまさらで申し訳ありません。単純な入力ミスでした。


★ここまでの流れ。

櫻井翼には、幼い頃から2つの夢がありました。

ひとつは、人の役に立つこと。

もうひとつは、好きな人のお嫁さんになること。

警察官になる夢を叶えた翼は、男性ばかりの緊急特命捜査室で懸命に頑張り、捜査員たちから愛されるようになりました。

やがて、その内のひとり、明智誠臣さん(まーくん)からのプロポーズを受けます。

真面目で優しく、柔道と射撃では警視庁屈指の実力者でありながら、プライベートでは家事一般をそつなくこなす彼との結婚を控え、翼は幸せいっぱいでした。

ところが、さくらが丘団地で発生した、不審者による声かけ事案の捜査中、些細な事から、翼と明智さんの間に微妙な雰囲気が生まれてしまいます。

翼の気持ちが揺れている事は周りの捜査室メンバーにも自然と伝わり、彼女に寄り添いたいと考える男性たちは、翼の知らないところで、恋の火花を散らし始めるのでした…


本編では発生しなかった、翼をめぐるアブナイ恋のバトルロワイヤル!

最後に彼女とウェディングベルを鳴らすのは誰?!


……というリレーSSです。

まだ、ラストは未定です。

超マイペース更新ですが、よろしくお願いします。

参加大歓迎!



〜声かけ事案と解決済みの容疑者、ウェディングベルと、新たに解放されたルートのお相手〜

スタート…明智ルート

幼稚園児…黒柳理事長 イチゴの恋のニュースでウェディングベルが鳴る→+藤守

小学校低学年…桃井イチゴ 藤守と食事中に丘の上の教会の鐘→+如月

小学校高学年…南原ムタキ 怪盗ウェディングベル(JS)からの手紙(イメージの鐘)→+小野瀬

中学生…シスターフユコ(雇った複数の人物) 模擬結婚式開始の鐘…+小笠原

   …模擬結婚式終了の鐘…+穂積

高校生…未解決

大学生…未解決

社会人…未解決


*****

〜翼vision〜

ここは捜査室。

穂積
「残る声掛け事案は、高校生、大学生、社会人をターゲットにしたものだったわね。

ワタシたちも、いつまでもさくらが丘団地ばかりに関わってはいられないわ。

全員、気合いを入れて積極的に捜査していきましょう」

「はい!」

と言っても、返事をしたのは、明智さんと私だけ。

今日、藤守さんと如月さんは公休なのだ。

でも、この場には、もうひとりいるはず…

穂積
「小笠原!アンタ、今、返事の代わりに溜め息ついたでしょ!」

小笠原
「地獄耳」

穂積
「だから聴こえてるって言ってんのよ!」

小笠原
「痛い!暴力上司!」

小笠原さんは、室長に捕まって、頭を拳でグリグリされながら、やめろよ離せよと喚いている。

でも、私は知っている(やられたことがあるから)。

あれ、傍から見る程痛くないの。

むしろ、室長に肩を抱いてもらえるから、悪い気はしないんだ。

きっと、小笠原さんも、室長に構ってもらえて、本当は、ちょっと嬉しいのよ。

明智さんと婚約してから、室長、私にはしてくれなくなっちゃったけど……って、これじゃ、私、叱られたいみたいね。

そんなことを思いながら、微笑ましく見つめていると。

室長が、ぱっ、と小笠原さんから手を離した。

穂積
「おっと、遊んでる場合じゃなかったわ。小笠原、藤守の聞き込みで、新たに分かった事実があったわね」

小笠原
「高校生と大学生に声かけをしていたのは、違う人間だけど内容は同じだった、って事だろ」

スーツの乱れを直す小笠原さんの額を、室長がデコピンした。

穂積
「敬語を使え!」

小笠原
「やめろよ暴力上司!」

穂積
「あぁ?」

さすがに話が進まない。

明智
「小笠原、いちいち逆らうな」

溜め息混じりでたしなめられて、小笠原さんが明智さんに顔を向けた。

小笠原
「ごめん」

穂積
「謝る相手が違うだろうが」

こちらもスーツの乱れを直しながら、室長がぶつぶつ不満を漏らす。


「室長…」

穂積
「はい、ごめんなさい。話を進めましょう」

小笠原さんを横目で睨んで唇を尖らせる室長が可愛かったけど、笑っては失礼だと思って、私は姿勢を正した。

穂積
「結論を先に言うわ。高校生と大学生に声かけをしていたのは、間もなく隣の地区に完成する『ゆりが丘団地』の関係者たちよ」

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