〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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……「いつか大人になる日まで:番外編」(いつか大人になる日まで)

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 『穂積と小野瀬について』

……「アメリカ外伝3」(アメリカアメリカ外伝・1アメリカ外伝・2)


 『明智誠臣について』

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08/20(Thu) 16:21
ラブラブしたかっただけ……
ジュン


賢史
「それじゃ、俺たち友達待たせてるから行くわ。」

ジュン
「楽しかったです。失礼します。」

それぞれが掬った金魚をもらい歩き出す。


「賢史、頑張りなさい。」

慶史
「愚弟のくせに……」


「玉木さん、賢史兄さんをよろしく。」

せつな
「二人とも羽目をはずさないようにね。」

それぞれの声に見送られ賢史とジュンは友達との待ち合わせ場所に向かう。

賢史
「玉木、金魚もらってくれるか?」

ジュン
「はい、もちろん。ありがとうございます。」

満面の笑顔でジュンは金魚を受けとる。

ジュン
「ふふ、すごい数ですね。藤守先輩、上手で格好良かったです。」

賢史
「か、彼氏って言われたな。」

顔を赤くしながらさっきのことを思い出してついく口にしてしまう。

隣を見ればジュンも同じように顔を赤くしていた。

お互いに意識しているのは明白だがあと一歩が踏み出せないでいる。

無言になって歩いているとジュンが人混みに足をとられてふらついた。

賢史
「アブナイ!」

とっさにジュンの体を支えようと肩を抱いた。

ジュン
「あり、がとうございます……もう、大丈夫ですから。」

顔を赤くして離れようとするジュンの肩をもう一度抱き直す。

賢史
「人多いし、もう少しこのまま……な。」

小さなジュンの肩を抱いてしまうと離すことが出来なかった。

ジュンも大人しくそのままで歩いている。

(こ、これはエエ雰囲気なんちゃうか!?こんなチャンスもうないかもしれん!)

賢史
「た、玉木!」

ジュン
「はい。」

賢史
「突然で驚くかもしれんけど、お、俺な……『ドーン!』」

賢史が意を決して言葉を口にしたと同時に花火が上がった。

ジュン
「えっ?なんですか?」

賢史
「……」

ジュン
「???」

結局、このすぐ後に友達と合流してしまい、賢史の告白は花火の中に消えていった。



賢史くん、残念でしたね。

このお祭りって盆踊りでしたよね?
花火上げちゃって良かったかな?

他の人たちは花火の下でどうなってるんでしょうか?

ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇

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08/30(Sun) 10:55
ジュンさんありがとうございます(´ 3`)ちゅー
小春



太郎
「小春さん大丈夫ですか?」

小春
「うん大丈夫。嬉しいなあ。私、今夜からこの子を抱っこして寝るんだ」

金魚すくい王になった賢史が、すくった金魚と一緒にジュンにプレゼントし、そのジュンから小春にプレゼントされた、景品の縫いぐるみ。

肌触りの良いタオル生地で作られていて、中身には通気性のあるマイクロビーズが入っているらしい。

軽くて涼しくて質感がある赤い金魚の大きな縫いぐるみを抱えた小春は、小柄な身体に、白地に赤い花柄の浴衣を着て赤いひらひらした三尺を結んでいるので、自身が金魚のようだ。

太郎がそれを指摘すると、小春は嬉しそうに笑った。

それから、不意に真顔になって、縫いぐるみを太郎に押し付ける。

小春
「じゃあ、この子は太郎くんにあげる」

太郎
「えっ?!」

小春
「太郎くん、一緒に寝てあげて」

小春の発想は太郎には理解できない。

小春
「この子を見るたび、今日の私と、賢兄ちゃんやジュンお姉ちゃんや、みんなと、楽しくお祭りに来た事、思い出すでしょ」

太郎
「でも」

小春
「それに、どうせ、太郎くんと私は同じ家の中にいるんだもん。どっちが持ってても一緒なら、私、その方がいい」

太郎
「……」

るい
「おーい、小春。たこ焼き食うか?」

あおい
「チョコバナナ半分あげる」

まさおみ
「太郎は縫いぐるみを抱えてるから、おれが手をつないでやる」

太郎は押し付けられた金魚の縫いぐるみを抱えた腕に、力を込めた。


少し離れた場所から、保護者たちが目を細める。


「なんだ小春、モテモテだな」

JS
「ふふ、今のところ、太郎くんが一歩リードしてるようですけどね」


「楽しい思い出が出来たみたいで、良かったです」

その時。

 どーん!


「あ、花火始まったみたい」


「金魚すくいしている間に、そんな時間になってたんだな」


「あれ?」

 腕時計を確かめ、顔を上げた二人の前から、JSの姿が消えていた。


「……勝手なやつ」


「……泪さん、他のみんなも、いつの間にかどこか行っちゃったみたいです」

翼に言われて辺りを見れば、確かに、兄弟たちも、空間も、きんきゅうとくめい捜査室のちびたちの姿も見えなくなっている。


「……すっかり夜だもんな。俺たちも、花火が見える方に行こうか」


「はい」

気付かないうちにまた繋がれていた手が、熱い。


「……俺で、いいのか」

他の奴に、とっくに花火に誘われていたり、していないか?

翼は、ふるふると首を振った。

泪には言わないけれど、実は、何人かの男子に誘われた。

でも、断ったのだ。小春に託つけてだけど、本当は、花火を見るなら、泪と見たかったから。

そうか、と手を引かれて、川原の土手に移動する。

手拭いを敷いてくれた上に翼が腰を下ろすと、隣に座った泪が、いつかのように、肩を抱いてくれた。

周りには大勢の観客がいるし、花火の音も賑やかだ。

でも、翼には泪しか見えない。

花火の合間に、泪が、耳元に顔を寄せて来た。


「?」

聞き逃さないように、翼は、耳を澄ます。


「……お前は、出来たか?楽しい思い出、ってやつ……」

泪は、すくった金魚を全部、金魚屋に返してしまった。

だから、翼の手には、金魚の入った袋がない。

ちぇっ、と、泪が舌打ちした。


「少し、残しておけばよかったな。そしたら俺も、小春みたいに言えたのに」


「……小春みたいに?」


「『お前、俺の金魚、世話してくれよ。同じ家の中にいるんだから、どっちが飼っても一緒だろ』ってさ」

子供のように唇を尖らせる泪の横顔を見て、翼は笑った。


「『私がお世話するのは、泪さんだけで手一杯です』って言いますよ」

実際、泪は、手がかかる。

頭もいいし何でも上手なのに、自分の身の回りの事が何ひとつ出来ない。

朝、寝起きが悪いのを起こすところから始まって、食事も掃除も洗濯も買い物も一人では出来ない。

風呂など、着替えも出さずに入ってしまうので、タオル一枚の裸で出て来る有り様だ。

それでもまだましになった方で、以前はそのまま寝てしまう事もあったらしい。

泪は、その通りだ、という表情で首肯した。


「じゃあ、お前にはこれからもずっと、俺のお世話を頼む」

翼の肩を抱き寄せながら、泪が笑った。


「……ずっと……?」


「ああ。ずっと、ずーっとだ」

泪が、小指を差し出す。

懐かしい仕草に微笑みながら、翼は、泪と約束の指を絡めた。



他のカップルの行方は……?

ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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08/30(Sun) 10:58
祭りの夜
小春


ボチボチ進めていきますね。


小春
「お姉ちゃん、泪兄ちゃん!」

家路を急ぐ人々で混雑する祭り会場の出口で、翼たちを見つけた小春が手を振っていた。

すぐ側に、大きな金魚を抱えた太郎がいるのでよく目立つ。

翼と泪は、人波を縫って、二人の元に小走りで辿り着いた。


「太郎くん、小春を見ててくれてありがとう」

太郎
「僕、小春さんのナイトですから」

はにかむ太郎の頭を、泪が撫でる。


「他のちびたちは?」

太郎
「とも父さんとともさんが、『全員家まで送り届けたるから任せとき!』と言って、みんな引き連れて行きました。

金魚すくいですくった金魚を、めいめいの家に少しずつプレゼントするついでだから、って。

誠臣さんと、諒さんと公平さんも一緒に」

あれだけの人数を考えたらさすがに申し訳ない気がしたが、子供たちは豪快で明るいとも父にすっかりなついていたし、ともも面倒見がいい。

藤守家としては、心配なのは小中学生と諒までだから、誠臣がついているなら大丈夫だろう。

慶史、賢史は放っておいても問題ないし、逆に、葵に至っては、帰って来るかどうかも分からないから、ある意味心配無用だ。


「じゃあ、帰りましょうか」

オカマ口調に戻った泪が、翼を振り返った。

翼と手を繋いだ小春が、太郎の説明を聞きながら、立ったままで、もう、うとうとし始めている。


「太郎くん、私がその金魚の縫いぐるみ、持とうか?」

翼に言われて、太郎はきょとんとした顔をしてから、あはは、と笑って首を横に振った。

太郎
「僕が小春さんからもらった金魚です。大事に抱えて帰りますよ。だいいち、翼さんは、手が塞がってるじゃないですか」


「え?あ!」

太郎に指摘されて、翼は真っ赤になった。

たしかに、翼の片手はずっと泪と繋いだままだったし、もう一方の手は、こっくりこっくりと舟を漕ぐ小春が握り締めている。


「え、ええと」

太郎
「じゃあ、帰りましょうか」

泪の口真似をしながら、太郎が訳知り顔で笑った。



藤守家に帰った翼は、半分寝ている小春のお尻を押してシャワーを浴びさせてから、自分も一緒に入浴を済ませた。

小春を着替えさせ、泪の手を借りて太郎との相部屋に運んだ後で、自分も髪を乾かして部屋に行き、ベッドに横になる。


「はあ……」

小春のおかげでくたくただ。

しばらくすると、隣の部屋の扉が開く音がした。

入浴を終えて、泪が帰って来たのだろう。

翼の寝ているベッドの横の壁越しに、きし、という微かな振動が伝わってきた。

壁の向こうにはすぐ、泪のベッドが置かれているのだ。


とん、とん、と壁が叩かれた。

指先で叩いているのだろう、柔らかくて、優しい音。

これは、泪からの合図。

引っ越したばかりで不安だった頃から泪が続けてくれている、「ここにいるよ」というメッセージだ。

最初はいつも、二回。

とん、とん、というその音が、翼には、「る・い」と聴こえる。

壁越しに会話をした後なら「お・や・す・み」だったり、深夜の帰宅なら遠慮がちな「た・だ・い・ま」だったり。

最初はどきどきしたけれど、今はその音を聴くと、安心して眠れるようになった。

隣に、泪がいる。そう思ったら、疲れも手伝って、たちまち瞼が落ちてくる。


「今日はありがとう、泪さん……」

おやすみなさい、と七回、こちらから音を送る。

翼はそのまま、眠りに落ちていった。




「(……寝ちまったか)」

ごろり、と寝返りを打ちながら、泪はさっきの事を思い出す。

 『お前にはこれからもずっと、俺のお世話を頼む』


「(……伝わったかな。……伝わってねえだろうなあ……)」

 顔が熱くなってきて、もう一度、寝返りを打つ。


「(……翼……)」

とん、とん、とん。


「(……本気なんだけどな)」

とん、とん、とん、とん、とん。

隣からは、何も返ってこない。

翼は眠ったのだろう、泪はホッと安堵の息を吐いた。

と同時に、


「(って、いまどきドリ○ムかよ!……恥ずかし過ぎる、俺)」

泪は翼を起こさないよう細心の注意を払いながら、顔を手で覆って、部屋の床を転げ回った。



もー。
泪さんたらこっちが恥ずかしい////←
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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09/01(Tue) 09:21
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
とも

細心の注意を払って床を転げ回るって、泪さんどんだけカワイイんだ\(//∇//)



るい
「今日は送ってくれてありがとう! おっちゃん、今度金魚すくいのコツ教えてくれよな!」

とも父
「おう、他の友達も連れてこい、バッチリ教えたるわ!」


小学生組の最後の1人を送り届け、とも親子と誠臣、諒、公平は来た道を引き返していた。 諒にいたっては眠い眼をこすりこすり、公平ととも父に両手をひっぱってもらいながらなんとか歩いている。

公平
「ホラ諒兄さん、しっかり歩いてよ〜。家はもうすぐだから。がんばって〜」


「zzz…」

とも父
「半分寝ながら歩けるなんて器用やな〜」

とも父はニコニコしながらそのやりとりを見ていたが、ふと前を歩いている自分の娘の方に視線をやった。
ともは誠臣と楽しそうに話しているが、友達とか先輩と話すそれとは違うということくらいは勘のいいとも父には簡単にわかった。

とも父
「(なんやかんや言うても、もう中3になったんや、あんな顔もするようになったんやな。…それにしても)」

小さい頃から自分の元で柔道をやってきたともと同い年の公平はどうなんだろうか。このまま娘の恋が成就するのもいいが、何か一波乱を期待してしまうとも父であった。

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09/01(Tue) 09:32
ともさんありがとうございます(´ 3`)ちゅー
小春


とも父の最後の一文に噴いた(笑)

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