非公式☆Twitter



こちらは、アブ☆恋の登場人物たちとTwitter風に対話してみよう!という企画から始まったコーナーです。

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◆室長と年末年始〜番外編「新年も彼といっしょ」より〜 


終業後、室長に電話しようとして、手が止まった。

(電話するより、戻った方が早いかも)

捜査室へ戻ると、案の定、室長はデスクで仕事をこなしている。

(よし。みんないないよね)

一呼吸置いてから、私は室長の傍へ寄った。



「泪さん」



「……ここは仕事場だぞ?」

書類から目を離し、私を見上げて微笑んだ室長の顔は、どこか色気が漂っていて……見てるだけでドキドキと胸が高鳴る。

「お前が俺に会いたくて戻って来たのは嬉しいが、まだ駄目だ。終わるまで待てるか?」

「はい!」

私は自分のイスを引っ張って、彼の席のすぐそばに座った。

室長は仕事を再開した。

とても忙しそう。

「泪さん、お正月くらいは休めるの?」

「無理だな、仕事が山積みだ」

「私……泪さんの身体が、心配……」

私の言葉に、室長が驚いたように顔を上げる。

「俺の身体?」

私は、室長の目を真っ直ぐに見つめて頷いた。

「お願いだから、あまり無理しないで」

「……そうか」

室長の手が、私の頭を優しく撫でる。

「優しいな、お前は。忙しさでカリカリしてたが、お前のおかげで少し落ち着いた。ありがとう」

「ううん……泪さんの役に立てたなら、私も嬉しい」

「役に立ってる。いつもな」

そう言って、室長は私の腰を引き寄せ、膝の上に座らせた。

すぐに、キスが落ちてくる。

「そんなに心配なら、俺と一緒に暮らせばいい」

確かにそれなら、毎日の健康をチェック出来る。

でも、それはつまり、室長と同棲ということで……。

想像しただけで、顔が火照った。


*****


大晦日。私と組むのは、明智さんだ。



「俺たちは鳥居の辺りだから、逆らって歩くことになるな。気合い入れて行くぞ」

こういう時の明智さんは頼もしい。

通りの真ん中でぶつかったの殴ったのと言い争いをしていた男女も、上手く流れの外に誘導して、話をまとめていく。あっという間に解決だ。

明智
「大体の人は、長時間あの列にいて、イライラしてるだけだからな。落ち着いてもらえば、すぐに終わる」

「勉強になります」

(やっぱり、明智さんと一緒でよかった)

鳥居まで来ると、その辺りは特に売店が多かった。

「破魔矢、おまもり、絵馬、熊手…」

「…それは分かるけど、何でTシャツまで売ってるんでしょう…。それに、ぬいぐるみまで」

私は、一際目立つぬいぐるみを指差した。

「あれ、よく都道府県とコラボしているネコのキャラですよね。神社ともコラボしてるんですね」

「…ああ、…そうみたいだな」

ネコのぬいぐるみは、小さな絵馬を持っている。

仕事中なのを忘れて、ついぬいぐるみを手にしてしまう。

「やっぱり可愛いですよね」

明智さんの方を振り返ったけど、そこには誰もいなかった。

「あれ?」

慌てて見回すと、レジを待つ列の中に、ぬいぐるみを抱えた明智さんを見つけた。

「明智さん……」

明智さんは顔を赤くして、ぬいぐるみを後ろ手に隠す。

「……室長には、黙っててくれ」

「……はい」

うなずく私に、明智さんは申し訳ないような笑みを浮かべた。

*****


続きはまた後で…

2016/01/15(Fri) 01:34

by 澪

こんばんは。

明智さん、可愛い…(* ´ ω ` *)

という感想が吹き飛ぶほどの、室長の3回せ(笑)

甘くて優しくて意地悪で魅力的で、翼ちゃんはお正月早々大変でしたね。

でもこんなに全力で愛されたら幸せですよねぇ。

そう思ったら、一途に翼ちゃんに夢中な室長も可愛い。

3回せ(笑)も幸せそうで、微笑ましく思えます(*´艸`)

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by 冬子

3回せ?

なんだろー

蝉とりかな?

冬子わっかんなーい

( ´艸`)

[コメント編集]

by 櫻井翼

穂積
「ジュンの『エロい』は誉め言葉だったわよね」

小春
「だって室長、数えたら元日だけでもう3回せ」


「ピーーーーー!!」(←翼笛)
 

[コメント編集]

by ジュン

こんにちは。

室長は年末も年始も忙しいんですね(;>_<;)

でも、新年からエロさ満開で嬉しい限りです(〃∇〃)

いつでもエロい格好いい室長でいてくださいね。

明智さんがこっそり縫いぐるみを買ってたのは微笑ましくなっちゃいました。

[コメント編集]

by 櫻井翼

初詣警備が終わると、室長に連れられて、私は彼の家に直行。

そのまま、ベッドへ寝かされた。

「あ、あの。泪さん……」

「いいから、黙ってろ」

そんなこと言うから、覚悟してたのに。

室長は私を抱きしめたまま、寝息を立ててしまった。

名前を呼んでも、起きる気配がない。

(泪さん、働き詰めだったもんね)

そういう私も、疲れていたのか、いつの間にか眠ってしまった…。



それから、5時間後。

すっかり目が覚めた私たちは、ベッドの中で、ずっと寄り添っていた。

直接触れる肌のぬくもりが、心地良い。

「泪さんたら…いきなりキスで起こされた時は、ビックリしたんだから」

「目が覚めたら、お前も寝てて可愛かったから、つい。…でも、悪くなかっただろ?その後のも…」

囁きながら、首筋にキスを落とす室長。

その感触に身体をよじらせながら、熱い息を吐き出した。

「イジワル……」

「俺はそういう男だ」

いつもより激しいスキンシップに、頬が熱くなっていく。

「なあ、仕事に行く前にもう1回……いいだろ?」

「え!まだ仕事?」

「初詣警備の報告書を提出しないとな」

「なら、帰ってから…」

「いいから」

流されるまま、私は室長の心地好いキスと愛撫に目を閉じた。


ほとんど休まず再び出勤して行った室長が心配だったけど、彼は、日が暮れた頃に帰ってきた。

「おかえりなさい」

「ただいま」

玄関先でキスをして、私が仕度したささやかなお雑煮を食べる。

泪さんは「どうしてエビが入ってないんだ?」と言い出し、しばらくはそれぞれの家のお雑煮談義になった。

夕食後は、ようやくのんびりソファーでくつろぐ。

「明日も俺は出勤だ。お前もだな」

「私たちに、お正月なんて関係ないもんね。でも私、今の仕事が好き」

「そうか。1年経ってそう言ってもらえたら、俺も嬉しいよ」

室長は静かに私を抱きしめた。

「これからも、よろしくな」

「こちらこそ。よろしくお願いします」

仕事も、恋人としても……。

唇に、そっと触れるだけのキス。

その次は、深く熱いキスを交わす。

室長の唇は次第に首筋、そして鎖骨へと移動した。

「る、泪さん……まっ……待って。今日は、もう帰らなきゃ」

「何で」

「だって明日は仕事だし、同じ服のまま行くわけにはいかないから」

「着替えなら、あるぞ」

「え?」

「私服もスーツも、シャンプーもリンスも洗顔料も……ハブラシもある。俺の家は、もうお前のもので溢れてるんだ」

室長は笑いながら、私のおでこに、頬にキスを落とす。

「今日も泊まっていくよな?」

ソファの上に押し倒され、またキスの嵐。

次第に頭の中がとろけて、何も考えられなくなっていく。

「正月はどこにも連れてってやれない分、しばらく俺の家にいろ」

室長の手が、私を気持ちよくしてくれる。

「どこにも行かなくていいよ。泪さんと一緒なら、私は幸せだから」

手を伸ばして、私は室長の背に腕を回した。

「嬉しいこと言うなよ。歯止めが効かなくなる」

重なり合う身体、混ざり合う熱。

私たちは指を交差させると、またキスを交わした。

「愛してる」

その言葉は、キスと共に私の身体へ溶けていった。

〜終わり〜

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